原理主義

20世紀の SF を読んでいると、現在跋扈しているあらゆるメディアの原典が見えてくる。そういう不思議で希有な悦びを噛みしめつつ今日もページを 1 枚 1 枚舐めるようにめくるのであった。歴史は繰り返す。まさに今もそれを世界は体現しているのである。

絶版になった本が多いので探すのが結構大変だが、今はヤフオクがあるので、大いに助かる。いくつかは見つける事が出来るからだ。文明の利器に感謝しつつ、本の収集に今日も耽るのである。

早川書房創元文庫 は昔からマニアックな文庫で近寄りがたかったが、やっぱりマニアックだった。しかし、そのマニアックさが今は心地良い。

SF がこんなにも面白いとは思わなかったし、様々な寓意に満ちているのが素晴らしい。やはり、自分は 原理主義者 or 懐古主義者 なのだろうか? と ふと 思うときがある。


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