Into the Electric Castle

Into the Electric Castle

Ayreonにハマり中です。
吟遊詩人と自ら名乗るArjen Anthony Lucassenの3rd Album『Into the Electric Castle – A Space Opera』

昔聞いたときは、全く良さが分からなかったこの手のサウンド。
今は、至極心地良い。

Ayreonの奏でるサウンドは幻想的だ。
それでいて、HR/HMのドラマチックさも兼ね備えている。
全体的にはかなりゆったりした曲が、多いが、
じっくり聴かせるのに一躍買ってるんじゃないかと。

さて、CD2枚組で105分越えの超大作となるコンセプト・アルバム。
一聴して、感じるのは、音質が良い。
これは長時間録音された音楽を聴く上では欠かせない要素だ。
肝心の物語のテーマは、ハイランダー、古代人、ローマ人、騎士、インド人、エジプト人、未来の人、ヒッピー!が時間も空間も存在しない世界で、エレクトリック キャッスルを目指すというモノ。

様々なゲストアーティストがそれぞれの役を演じながら、スペース オペラが描かれていく。
フルート、ピアノ、チェロなどの甘ったるいメロディもたっぷりと封入されていながらも、緊張感と構築美に満ちたHR/HMの良さもミックスされ、それぞれが適度にブレンドされ、非常に高密度且つ高品質なサウンドを作り出している。

いや〜、素晴らしい。
Ayreonのサウンドは、全体を支配する透明感が心地良い。