新年度爆上げ & 今後の予想

年度が変わり、本年度の会社予算再編成発表の時期である。

新年度に変わり東京証券市場は、2 日間連続株価大幅上昇
が続いている。と言うわけで、私なりに物申してみたいと思う。

昨日のニュースで、リーマンブラザーズの約 40 億ドルの増資、
UBS の約 1 兆 5000 億円増資の発表を受け、NY 証券市場
は、+$391.47 と今年 3 番目の上げ幅を記録した。

それを受け、シカゴ日経先物も +540 円 と大幅上昇、本日の
日本の証券市場も +400 円前後となり、久々に日経平均
13000 円台を回復した。

世界の市場の動きを見ていると、原油の先物価格が下がり、金
の価格が 4 日間連続で下落、さらに NY 債券市場も昨日の株
価上昇の影響で 3 日ぶりに下落と、世界のカネが一斉に株式
市場に流れ込んできている (※1) ように見える。

私の予想では、明日は利益確定で売りが先行するとおもわれる。
明日以降は、3 月は日本の証券市場は市場エネルギーが低迷し
ていたので一時的なリバウンドと私は見ている。それにリーマン
は良いのだが、UBS の増資は、去年のサブプライム問題で、純
利益約 1 兆 2000 億円の損失を出したための補填以外に考え
られない。

と言うわけで、自分も新年度と言う事で、持ち株リセットソリュー
ション? を展開。長期ホールドしていた株を一気に指し値で売り
の発注をしまくってやった。ちなみに、損切りなので、儲けは 0
ですが…まぁ、3月半ばの含み損が株を始めて 2 年間過去最
大級となっていた時期 (※2) から考えると、大分マシになった
ので、”売り” でも良いかと思った。ここ最近、株価を見ると胃が
痛かった (※3) し、このまま上げ続けるとはとても思えない。

今後の展開としては、国内で好材料が出れば “買い” といえる
が、国内国外の近況を見ても状況はあまり芳しいとは言えない。
3 月の日銀短観も日本経済は下方曲線を描いている というよう
な発表もあり、現在のトレンドは傾向的には短期では下向きを示
しているだろう。

6 月頃に発表されると噂のアメリカの公的資金投下?! の発表が
あれば、世界の株価は上昇するだろうが、しばらくはサブプライム
問題も解決していないし、FRB の発表でここ最近アメリカの金利
は下げの発表ばかりが続いている (※4) し、需要も下がり気味で
あるので、悪材料続きの毎日が続きそうな予感がする。春闘も国
内大手が 1000 円増額もしくは去年のまま据え置きとかなり厳し
い状況 (※5) であったので、国内全体の企業の経営状況も凄く
良いとは言えないだろう。というわけで、中期トレンドも下げと私
は見ている。

投資は決断のゲームである。 〜ウォーレン・バフェット〜 (※6)

ちなみに、私は曲がり屋なので、上記の記事はほとんど当てに
ならない
ものと思っていただきたい !!!

※1 資源価格の下落、債権価格の下落は、株価上昇の原因
となる。

※2 この時期は何をやっても辛かった。おまけに、転勤の話
もあるし…。

※3 “休むも相場” という格言がある。あまり神経をすり減らし
すぎていると、冷静に相場を見る事が出来なくなるので、たま
には休めって事らしい。仕事で株をやっている訳ではないの
で、これは良い言葉である。

※4 金利の下げの発表は短期では株価上昇、中期では株
価下落になるだろう。

※5 春闘は、我々一般社員の給料に直接影響を与えるが、
経営状況が良くなければ当然給料の底上げも無かろう。

※6 これは私が考えた言葉で、つまり思いっきり嘘である。
“格言を考える”と言うような記事をネットサーフィンして
発見したので、書いてみた。結構面白い記事であった。


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