Diarist

Dark Lunacy 3rd Album
DARK LUNACYの『Diarist』を購入。
SoundHolicの日本語版を買ってみた。

今作は、3rd Albumで、2006年3月に発表されたもの。
レニングラード包囲戦をテーマにしたコンセプトアルバムらしい。
管弦楽隊をほぼ廃して、非常にアグレッシブなメタル作品になった。
彼らの持ち味が損なわれることなく、むしろ、過去のアルバムと見比べてみても見劣りしない、それどころか、最高傑作と言っても良いぐらいに出来が良い。
悲壮感溢れるメロディ、緩急自在で巧みな構成、女性ボーカルを効果的に配置した儚い叙情性、ロシアンテイスト溢れるアレンジメント、そして、後半になるにつれて盛り上がるドラマチックな展開。
どこを切っても隙がない。

歌詞の内容は、
レニングラード包囲戦の資料を集めていくうちにある手記に出会い、そこから発想を得たものらしい。
希望のない戦いにも拘わらず、ラジオの放送は戦況が好転しているようなアナウンスがされており、事実との齟齬を感じてしまう。
そして、戦う兵士達は、死に行く間際まで、母のため、祖国の子供達の
ために戦っているという苛酷な状況。
供給路が絶たれ、寒さと飢えに苦しむ市民達。
1941〜1944年で約100万人の死者が出たという…。

まぁ、こういった内容を全然知らなかったわけですが、
興味を持ってちょっと調べてみた。
買うの躊躇しないで、もっと早く買っておけば良かった ^^;;

彼らの作品に対する意欲もさることながら、
歴史にきちんと向かい合うという姿勢は賞賛に値すると思う。

いやー、Dark Lunacy最強ですな。

参考リンク
インタビュー – Soundholic
レニングラード包囲戦 – Wikipedia


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