ダリ回顧展

私はダリでしょう
昨日、ダリ回顧展に行ってきた。
んで、滅茶苦茶混んでた。ダリ、大人気Death…。

本名:サルバドール・ダリ
ヒゲがチャームポイントの画家らしい。
あんまり美術史は詳しくないので、何となーく聞いたことがある程度だったが、20世紀を代表するシュールレアリズムの画家らしい。
んで、カナリの変人。
シュールレアリズムと言えば、私の愛する芥川龍之介がそうだったはず と何となく考える。
現実は、つまらなくて退屈で、その先にある素晴らしい世界?を描こうみたいなスタイルだったはず。
こー書いてみると、ロマン主義とあまり違いが分からない。
おまけに、プラトンの提唱したイデア論とあまり違いを感じない。

と思想的な背景は置いておいて、
実際の絵画のほうに話を書こう。

画の方は、かなり独特なスタイルで、歪んだ時計であるだとか、液体のような人間であるだとか、突如空間に表れるナポレオン像だとか、ネロ像だとか、男の顔をして、女の体をしている奇妙な像だとか、半透明の神々だとか、顔だけ筆でグチャグチャに書かれているキリスト?だとか。
まー、そんなのばっかりで、想像力の限りを尽くして描いた感があった。
スゴイ (゜ε゜;)
二重イメージというスタイルも独特で、一見ある映像のようであるが、実はその中に違うデザインが書かれていたりする。
全体的に、見た瞬間は頭の中が???でいっぱいになること請け合いな画が多かったかな。
綺麗な画もかけるのに、あえて、奇妙で想像力を想起するような画を描いている感じだった。

それと、時代にもかなり影響を受けていて、アインシュタインの相対性理論(空間が歪む)や、スペイン戦争へのアンチテーゼなどを投げかけた作品も見られ、かなり興味深かった。

晩年は神話や古代の歴史をテーマにした作品が多く見られ、かなり宗教的なテーマに取り組んでいる感じだった。
目を見張るような鮮やかな色使い、陰影のくっきりとしたインパクトのあるオブジェクトの配置、意外性の多い造形などなど、見るべき所は沢山あった。

個人的には、晩年の宗教的な作品が好きだった。
しかし、ヒゲ=ダリで”自分”で押してくるところは、カナリの変人だったに違いない。

参考URL
サルヴァスタイル美術館 | ダリ
上野の森美術館


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