好悪

人は何かにつけて、「好き」「嫌い」を言いたがる。
特に科学の信奉者(都会人)はそんなのが多い。
個人的には、「好き」「嫌い」という感覚を超越したいと思っているけど、なかなか難しい。
ある人にとっては、人間的でない行為にみえるかも知れないけど、そういった些事にこだわらないようにそんな風に生きていきたいと思っている。

インドの哲学書『ウパニシャッド』や中国の思想書『老子』なんてのは、今の社会では紙切れみたいな価値しか持たなくて、新しい事目立つ事そんな事ばかりが書かれている本ばかりもてはやされる。

しかも、霊とか神秘主義なんて言い出したら、胡散臭いものみたいに思われがちなそんな世の中(これはいつも?)だ。
私も、やたら現実的(役に立つ誤謬)な事ばかり話す人と時間を過ごすケースがずいぶんと増えてきたが、見えない事隠された事そういった事を忘れないように、過ごしていきたい。
こういう神秘的な事が子供時代から今に至るまで好きなのは、個人的には嬉しい。(奇妙な表現だが)

なんせ霊や神秘主義という考えを生み出したのは人間なんですから。
人間を理解する上で、重要でないはずがないです。

ちなみに、かなり話が飛躍するかも知れませんが、科学は「現在有効に機能する説明体系」だと思っています。
こう考えると、古代の宗教とほとんど変わらないように思うんですけど、どうなんでしょう?