ヴェーバー

マックス・ヴェーバーノーム・チョムスキーの本を読んでいる。

ヴェーバーはこのように言う。
政治的なと呼ばれるあらゆる行為は、合法的に権力(暴力)を行使する事を指す。
たしかに、会社、国家、家庭等々鑑みても、そのように映る。

チョムスキーはこのように言う。
メディアの言うことの大方は嘘っぱちだ。
大半の人に理解できる事しか語らない。

たしかに、15分(CMがあるので)という区切りの中では、多くの人に理解できる言い回しを使うのが最適だ。もっと言うと、それがたとえ真実であったとしても、“常識的に”信じられないような結論は言わない。
この“常識的”というものが、非常に曲者だ。僕らの感じている日常、常識って実は多くは捏造されたイメージに過ぎないんじゃないか。エトセトラえとせとら。。。

最近、資本主義について、また考えはじめている。

ノーム・チョムスキーは確かに辛辣だが、彼の発言は、激しく心を揺さぶる。
マックス・ヴェーバーは、静かな物言いだが、的確且つ確実に資本主義の本質を語っていく。
そのどちらも、非常に巧みな弁舌家だ。
うーん、やっぱ、文の上手い人は何かと徳ですなぁ ^^;;