おばあさまと私

現在、僕は母の実家で暮らしている。
この環境に、今年の頭辺りは不満だったけど、今は、かなり感謝している。

うちの母方のおばあさまは、80近いのに株と四柱推命を現役でやっているパワフルおばーさん。
言っていることは、ちょっと変わったことが多いけど、大変ためになる話が多い。
それと、時々目頭が熱くなるような思いに駆られることがある。
というのも、ちょっと変わった考えだけど、人のためになること、そして、自分のためになること、そんなことを言うからだ。
そして、
『一見変だけど、良く聞くと実は真っ当なことを言っている』
という独特言い回しは、僕の一番好きな言い回しであり、僕も良く使う。
やっぱり、血は争えませんねぇ。。。

そこで、今日は、こんな話があった。
僕の将来の話をしていたところ、四柱推命で占った僕の運勢が書かれていた。
そこにはインジュ(?)の星が3つも僕には備わっていて、
理想的な職種は、
特殊な技術職、神主、お坊さん、教育者などに向いている。
とかか書かれていた。
ちなみに、インジュ(?)の星とは、プライドが高く、非常に計算高い、悪く言えば打算的な性格を表すらしい。

来年の運勢は、希望することは叶わず、職業にも恵まれず、良い運勢ではないらしい。

来年は、このままその性格を続けるなら、占ったとおりの運勢になると言い切ってしまう…。
そこで、僕は凹んでしまったが、そこばおばあさま。
ただし、自分の悪いところ(プライドが高lく、計算高く打算的)な部分を修正すれば、良い運勢になるはずだ と言う。
そうやって悪い部分を見つけて、人(僕?)の幸せになるように使うのが、占いであり、四柱推命だと。

「自分の運命は自分で切り開かないといけない」
とおばあさまは言い放つ。
そして、僕は、今、人生を切り開いているという実感がある。
なので、思わず、目頭が熱くなる…。
泣くと格好悪いので泣かない。泣けない。

大学時代は、本当に適当に暮らしていた。ふて寝して、1日が過ぎることも多々あった。無駄に時間を浪費していた。
そして、僕にとっては、大学時代は、自分の中では苦悩の時代であり、もうあの生活には、戻りたくないと思う。

周りの人は、もっと頑張っているのかも知れないけれど、今は、自分としては、大学時代より数倍頑張っていると言えるし、多少給料は少ないかも知れないけれど、自分のやった仕事にも自信がある。
今年の後半、半年をかけてやった(途中何度も投げ出しそうになった!)某一流繊維会社の解析サーバーシステム構築で、作業が全て終わったときに、その室長さんに、
「ごくろうさまでした」
と言ってくれて、頭を下げてくれたのは、凄く嬉しくて、泣きそうになってしまった。
僕は仕事は、生活のため、もっと言えば、金のためにやっているわけだが、先の言葉には、お金では、買えない何かがあった。
そう言った重要な場面だった。そう思える。そう言い切れる。
そして、自分は、ここで1つシステムを全て面倒見たんだ。やり切ったんだ。
という充実感があった。
その作業が終わったあとも、「Spookyさん、Spookyさん」と連呼してくれて、僕みたいな若造が年上の皆に認識されて本当に嬉しかった。

来年も、もっと自分の仕事に誇りが持てるように頑張りたいと思う。

って、こんなこと書くように、なってる自分が、すっごく不思議。
大学時代の研究は、苦痛でしょうがなかったのになぁ…苦笑。。。