本の虫

宝塚の秋
You can search your soul but you won’t see
As we pass ever on and away…

最近は、ホント本の虫。
読み終えた本 『九十九十九』
読み途中 『二人の証拠』
積ん読 『第三の嘘』、『ファントムの夜明け』、『仮面の告白』、『木島日記』、『言葉・狂気・エロス』、『アルケミスト』

九十九十九
舞城王太郎 『九十九十九』
また、マイジョ本。
今回はさすがに意味不明。理解不能。
清涼院流水の世界観を周到しながらも、舞城節炸裂。炸裂。
まー、世の中不条理ってことでしょうか?
カミュにも似た不条理感を醸し出しております。
さらに、恐ろしいのが、性に対してあまりにダイレクトな表現をしすぎているところ。
しかも、ついてこれるヤツだけついてこい的な話で、ホントワケが分からない。
生首速射砲やら、地下室でひたすらSEXしまくったり、公衆トイレの地下に住んでいる人がいたり、もーワケが分からない。しかも、その描写に意味があるのか無いのかも、良く分からない。
おまけに、7章構成で、以前の章が、小説家の書いた話、つまり、妄想であると来たもんだ。
更に、ワケが分からないのが、同じ登場人物が何人も登場したり、大量に意味のない登場人物が登場するところ(把握し切れん)。
なぜか『創世記』、『ヨハネ黙示録』などの聖書の引用を乱用…。
うーんと、書いててワケが分からん。 :-(

オモシロイかと言われると、はっきり言って面白くない。 :???:
意味不明さに飲まれて、勢いで読んでしまう。(妄想すげーな作者とかおもいつつ)
おまけに読み終えても、謎は残るばかり。
最後は強引に終わるし。(いつもだけど/笑)

今回は、舞城センセに打ちのめされました。