最近のボドゲの感想文

軽くまとめ。ざっと勢いで書いたが結構プレイしているよーな。

パトリツィア
ゲームの概要は陣取りゲームだとは思う。また、カードが常に3枚し
かないので、手が拘束され思考しやすいシステムになっている。
対応人数によらずかなり良いゲームだ。時間は1ゲーム30分ぐらい
だと思う。序盤は考えてもどうしようも無い部分が多い気がする。
終盤は、それなりに考えないといい手が打てない。拡張2『代理人』
を試したが、良かった。基本ルールだと、どうしても各地区で得点
獲得する事の比重が高く、貴族のコレクションは本当にオプション
的な得点の位置づけなのだけど、『代理人』を採用することで貴族
の価値が若干底上げされ、得点バランスが良くなるように思えた。
初手不利と書かれていることが多いが、そうでもないと思う。

タージマハル
1度しかプレイしていないけど、良いゲームだと思う。競り、ネットワ
ーク接続、陣取り、セットコレクト、特殊カードによる恩恵等々色々
な要素がほどよくブレンドされている。ルールも少し分かりづらいが、
難解という程度ではない。また、得点バランスも良くどの方針でも勝
てそうに思えるところが良い。ルールと得点のバランス調整は見事。
ただ、終始辛い(悩ましい)ので、ゲーマー向けだろうなぁ。爽快感は
あまりない。
# 最近のゲームはルールが複雑な割に機能していないルールが散見
# されるので、枯れたゲームの方が良いのかなぁ と思ったり。

ダイスビンゴ
久しぶりにプレイ。人数に依存せず、良いゲーム。多人数ソロプレイ
なのだが、なぜか複数人でプレイすると面白い。

カルタヘナ
ルールがシンプルで、悩ましい展開というドイツゲームのお手本みた
いなゲーム。慣れていないプレイヤーの導入にも良い。キモは、1手
番に3アクション行えると言うところと、手持ちカードの制限がない
という所だろうね。この2つでゲーム展開の幅がかなり広がる。
終盤は消化試合に近い部分もあるが、短時間で終わるので許容範囲
かな。良い。

プエルトリコ
良いゲームだと思う。僕はあまりこのゲーム勝てた試しがないので、
苦手意識が強い。あとは、2-3 回連続プレイしないと特殊タイルを結
構使うので分かりづらいというのもあるかな。繰り返しプレイしても、
あまり飽きは来ず、色々な方針が選択できるあたりは良くできている
ゲームなんだと思う。昨今のゲーマーズゲームが複雑すぎるせいもあ
ってか、難易度的には中の上というぐらいかな。特殊タイルの効果の
解決が一部注釈が必要なのものがあるので、少々慣れがいる。最近、
メビウスが日本語タイルを発売したので、かなりプレイの敷居が下が
った様に感じた。しかも、日本語タイルの質も良い。

パンティオン
勢いで新作ゲーム買ってみたが、うーん、厳しい感じ。ルールが複雑
な割に機能していないルールが多い。得点計算が大雑把。ルール説明
& プレイも時間もかかる。ボードを使う割にカードの依存性の高すぎ
るゲーム等々。悪いイメージばかりが目立った。3-4 人どちらでプレ
イしても一緒だった。コンポーネントの質はいいのだけどねぇ。

ストーンエイジ
これも、『パンティオン』の作者のゲーム。うーん、これも厳しい。
得点計算がやっぱり大雑把。これが僕にはかなりマイナス。『サンク
トペテルブルグ
』と云い、パッと見はかなり面白そうなのだが、ブラッシ
ュアップされていないベータ版のようなゲームが多い様に思える。

銀河帝国の興隆
ボードを使ったおはじきゲームにストラテジ要素を組み合わせたよ
うなゲーム。これもベータ版っぽい。他人を直接攻撃可能でシステム
的な運の要素が介入しないので、戦争に敗北したプレイヤーはひたす
ら”長時間”拘束される。古典的なボードゲームの見本みたいなゲーム。
かなりいまいち。

ニュルンベルク行き始発列車
ルールがかなり複雑だが、プレイすればそれなりにすんなり理解でき
る。忘れやすいルールが多いので、ゲームの運用に気を配る必要があ
る。(コレもどうかと思うが/笑)
運の要素が初期セットアップ以外に無く、得点差が開くと逆転がかな
り難しいシステムになっている。終盤はかなり閉塞状態となるので、
ラストラウンド(全4ラウンド)は、おそらく消化試合。
システム的には、競りとネットワーク接続を組み合わせた典型的な鉄
道ゲームで、あまり目新しい所はなく同作者の『スチーム』で良い
様な気がする。個人的には、並みレベルで悪くもなく良くもなくみた
いな…


最近のボドゲの感想文」への2件のフィードバック

  1. 『パトリツィア』は確かに少し後手が有利かなと思います。劇的に有利とかそういうことはないように思いますけどね。
    僕は一般的に手番数が均等にあるゲームは、後手有利、手番数が均等にないゲームは先手有利と考えています。
    3択しかないシャハト的閉塞感が少しあるけれど、まぁまぁ良いゲームだと思います。

    『タージマハル』は良いゲームですね。競りで早く降りた方が一番良い位置に建設できるけれど、たくさんの部門で勝つことが困難とか、良いバランスではないかと思います。
    『プエルトリコ』はほぼ多人数アブストラクトなので、結構苦手なゲームです。手続きの多さや、初心者は3〜5ゲームぐらいは慣れるのに時間を費やさなければいけないのもあまり評価できませんね。

    『ストーンエイジ』の作者に関しては同感です。最も『サンクトペテルブルグ』しか遊んでませんが、18金貴族や天文台の強さが突出していて、あとから拡張で修正されたぐらいなので、サンクトに関してはベータ版みたいなゲームというのも極端な表現ということはないと思います。

    『ニュルンベルク行き始発列車』はリメイク前の『ウェンズリーデイルの最終列車』しか遊んでませんが、4ターン目の必要性があまり感じられませんでした。ほぼ多人数アブストラクトですし、荒削りということはないにしても、もう少し洗練されたものか、垢抜けしたものが欲しいと思うゲームです。

  2. コメントありがとうございます。
    リメイク前の『ウェンズリーデイルの最終列車』をプレイ済みとはさすがです。
    私も全体的に、マクベスさんの意見に賛同できます。
    ちなみに、『プエルトリコ』ですが、学生の頃やたらと遊んだのですよ。そう言う意味ではすごくパフォーマンスは良いかもしれません。タイルもネットで公開されていた pdf から自作しましたし。当時としては、かなり複雑なルールだった様に思います。
    『サンクト…』は、初めてゲームをプレイした時にかなり納得が行かなくて、しばらくして PC 版があることが分かり検証を行って、こりゃ貴族ゲーだと、もっと云うと天文台ゲーだと ^^;;
    http://omt.sub.jp/php/wordpress/?p=861
    つまり同じ意見ですね。

    ではでは。

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