色々読書まとめ

ゆるい読書感想文

プラトン『メノン』
読了。
比較的分かりやすい方じゃないだろうか。内容も良かったし。
徳とは何か? について(『プロタゴラス』と一緒なのだが、一応結論
が出る)

プラトン『テアイテトス』
5割ぐらいで挫折。
ソクラテスの独演が始まったあたりから難易度が上がりすぎて挫折。
内容もかなり難しい と思う。思考力がかなり必要な本。
知識とは何か? について
また、ソクラテスの有名な対話法 “産婆術” に関する記述もある。

ヤスパース『哲学入門』
5割ぐらいで挫折。
哲学史ではなく、ヤスパースの考える哲学入門書。神の話題が
多すぎて中盤ぐらいからついていけず。真摯でひたむきな文章は
素晴らしいと思う。

今道友信『西洋哲学史』
読了。
ギリシャ哲学と中世の哲学について7-8割ぐらい筆を割いている。
特にギリシャ哲学は造詣が深く、勉強になる。また、中世以降は
形而上学的な問題に誰もが陥ったようで、答えのない世界を永遠
と彷徨(さまよ)っている様に感じた。すくなくともすっきりした感じ
は受けなかった。以前読んだ図解雑学『哲学』では、明瞭な感じ
を受けたのだけど、哲学の問題ってやっぱりそんな簡単じゃない
よね。

レヴィ・ストロース『レヴィ=ストロース講義』
読了。
1986年に氏が来日した際に、3日にかけて講演会を実施。それ
を本にまとめたもの。内容はちょっとあっさりしすぎている感じを受
けた。構造主義のエッセンスは本人が書いただけあって良くまとま
っている。あとは、下手すると日本人より日本人の(歴史の)こと詳
しいかも知れない。質疑応答がまとめられていて、さすがな名回答
が多かったのが印象に残る。

Web よりディオゲネス入門
読了。
樽の聖者 ディオゲネスの逸話をまとめたもの。ディオゲネスはアル
テミス神殿で神託を受けた際に「国に広く流通しているものを変える
事が使命」であると言われたという。広く流通しているものは、たしか
に色々なもの(習慣/文化/宗教/言語等々)が考えられるが、貨幣に
彼は着目したあたりが素晴らしい着眼点である。
貨幣は物やサービスの自由な流通をもたらすために人間が造り出し
たものながら、逆に人間が貨幣に支配されていると彼は考えたので
ある。
他には、有名な逸話ながら、アレキサンダーとの対話が印象に残っ
た。戦争によって、ギリシャに平和をもたらしたと考えるアレキサンダ
ーと大量の虐殺を償えるような平和的行為(善行)は存在しない と
ディオゲネスは言う。平和とはお互いに何もしない事、ひなたぼっこ
をして暮らす(無欲)のが一番だという。
欲望は、さらなる欲望を生み出すだけでなにも解決をもたらさないと
最近よく考えるようになった。さすがギリシャの賢人! 僕が考える様
な事は既に考えられていて、逸話として残されているあたりが印象
に残った。


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