ゴア

ゴア(Goa)
Goa

久々にゲームレビューを書いてみる。少し古めのゲームでR・ドーン作の傑作競りゲームだ。

自分の持っているのは 999 Games 版でおそらくオランダ語。
言語依存度はかなり低いので、発売元はあまり影響しないと思う。また、R・ドーンお得意のドーン歩き(だるま落とし方式でボード上の競り用マーカーを移動配置していく)と特殊カード満載なのは相変わらず。凄くややこしいわけではないが、ルールの表記がスマートとは言い難い書き方になっていて混乱を招く部分がある。

買ってからサマリーを作りルールを読み込んでいたせいで、ゲームの運用自体は概ね問題なしであった。ルール誤りも無かったようでおそらく作者想定したようなゲームを楽しめたと思う。

まず、ゲームの骨子は競りゲーム+個人用ボード(『プエルトリコ』、『フィレンツェの匠』方式の個人用各々持つ)の開発となっている。基本的にはソリティアゲームで競りで絡む程度(また、ゆるく最終得点とボードの開発で絡む)のため、上記に挙げた『フィレンツェの匠』に結構近い様に思うが、なんだか違うような気もする。少なくとも『フィレンツェの匠』より要素が多い。

2回ほどプレイした感じでは、ちょっと大雑把に感じる部分と緻密に計算されているような部分が混在している様な印象を受ける。それぞれの要素は、テーマ性も良くイメージがつきやすいように工夫されている感じを受けるので、ゲームをプレイした充実感としてはなかなかのモノ。ただ、一部の特殊カードや競りで落札するタイルにバランスの悪さを感じる部分があり、そのあたりは納得感に欠ける。また、トップを潰す事はほぼ不能なので、独走してしまうと手の付けられない状態になってしまう/挽回が難しい。

どの方針でもそれなりに勝てそうな感はあるため戦略の幅は広そうな感じは受けるが、大雑把と思える部分があるので本当に調整された良いゲームかと言われると実際の所、良く分からない。

ゲームの流れは、競りパート+各人のアクション(基本的には、個人用ボードの開発)となっている。競りのルールはそれなりに特徴的なルールでそこで差別化を図っている感じ。自分用のボードは得点を直接生み出すだけでなく、ボードの開発アクションに影響を及ぼすため、方針決めが必要。ゲーム中の要素は、かなり多く様々なリソースを駆使して全体の調整を進めていく様になっている。

どうも文章にすると書きづらいので、競りパートのルールは割愛するが、競りは対象となる特殊タイルを順番に1回ずつの競りとなる。人数+1やる。+1に関してはスタートプレイヤーの権利が落札対象として追加されるためである。競りの価格は、ルール上かなりアバウトでプレイ経験がかなりものを言う様に思えた。と言うのも、先に挙げたとおり特殊タイルの強さがかなりバラバラで効果の指針がルールにも書かれていないためである。

次に、個人用ボードの開発を行う。このパートはほぼソロゲームとなっており、いかに効率よく進めていくかが重要となる。他のプレイヤーとある程度バッティングしてもそれほど辛いプレイとはならない。特定の分野のボードの開発を進めると先着で探検(要は、特殊)カードを獲得できるので、そのあたりでもインタラクションはあると言えるがかなり薄め。行える選択肢は、6種類ほどあり3アクション行う。植民地建設というパートは運の要素(カードの出目に左右される)部分が入っているので、ランダム性を持たせている。全く計算が効かないかというと、そうでもないのでほどよいランダム性で好感触であった。探検(特殊)カードはおそらくバランスがあまり良くない様に思えた。

得点計算は計算のしやすいシステムになっていて、得点比重のバランスも良く大差はつきにくい印象を受けた。BGG でも評価が高く(2011/06 現在、26位)、特殊タイルの初期配置で展開も変わりそうな事と色々な方針が取れるので繰り返しプレイに耐える好ゲームではないだろうか。

補足として、新版が出るらしいがゲームバランスに色々手を入れている様だ。

個人的バリアント(未プレイ)
毎ターンお金を生み出すアクションタイルは、1ターンにつき2ドゥカート(オリジナル版は4ドゥカート)
※初手で獲得できてしまうと、32ドゥカートとなりざっと見て6アクションぐらい有利そうなので、調整は必要かと。

船/香辛料が不要となるの発展カードをプレイするには、無償となった船/香辛料毎に3ドゥカートを支払う事とする。(Lv1 => Lv2 なら、3ドゥカート。Lv2=> Lv3 なら、6ドゥカート)
※無償はあまりに強すぎ。お金で支払う場合の換算表と合致させた。

ルール補足
探検(特殊)カードが尽きた場合は、使用済みカードをリシャッフルする。

2011/09/18 追記 3回プレイ後の感想。
お金を生み出すアクションタイルは、3ドゥカードぐらいがバランスが良いと思う。
船/香辛料が不要となるの発展カードは、調整不要でも良さそう。強カードなのは確かだが、全体を見るとそれほど破綻したカードバランスでは無さそう。
ただ、引くとかなり有利なのは変わらず。カードを使うと終盤のコストがかなり安くなってしまうのは確かだが、終盤は各人が個人ボードの開発がある程度進んでいるので、1アクション軽減される程度に落ち着く模様。
あとは、このゲームを初プレイの人に説明する場合は、得点計算の部分を納得行くまでよく説明した方が良いと思う。得点方法はかなり色々な方法があるために終盤に3〜10点前後損をしている時があった。
全般的には色々な方針で進めていっても、得点バランスが良いと思えたので、競りで良い(お得な)価格で落札出来た人が勝利する様に思えた。
3人より4人の方がかなり濃度が濃くなる傾向にある模様。待ち時間はそこそこ長いものの、各人のプレイもそれなりに気にする必要がある。
プレイした人からはほぼ全員から好評だった(自分含む)ので、かなり良いゲームだと思う。
BGG で入手できるラウンドの進捗を確認できるシートがかなり便利だった。初回はダイスで代用していたが、専用ボードを利用する事でかなり分かりやすかった。


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