12/26 TI3:SE 感想

とりあえず、今日は休みで暇なので書いてみる。かなりの長文です。

参加種族: マインドネット、男爵、ウィニュー、メンタク、イクスチャ、イサリル
利用オプション: リーダー、バリアントストラテジー、バリアント目的カード、種族専用技術、アーティファクト、ショックトループ、宇宙機雷、ワームホールネクサス、設備建設、戦術撤退、メカトールレックス警備隊、議会声明、序盤スキップ、プリセットマップ、追加アクション・政治・技術カード

以下のスケジュールで進行した。
10:30-12:15 TI3ルール説明会
12:15-13:00 TI3:SE の変更点説明会
13:00-20:00 ゲームプレイ

本当は、10:00 開始の予定であったが、色々あって 30 分ほど遅れて開始。メン
バーの中に、TI3 を何度かプレイした猛者がいた(我々は1回のみ)ので、ルール
周りはわりと安心してプレイできたと思う。

さて、全くプレイした事のないプレイヤーが1名いたので、一から『Twilight Imperium
Third Edition』の説明を開始。ルールサマリーをベースに説明を行っていったが、
やっぱり2時間ほどかかった。ルールの怪しいところは、前回プレイ後、皆で整理を
かけたので怪しいところはほぼ無し。また、このプレイヤーはかなりゲーム慣れ(3
時間クラスのゲームをそつなくこなす)をしているので、ルールの理解も早くて良か
った。

12時を少し過ぎた辺りから、『Shattered Empire』の説明に入る。細かいルール
の集合体なので、1つ1つはそれほどややこしいものではない。わりかしすんなり受
け入れて貰えた模様。ただし、バリアントストラテジー(ストラテジーカードの全交換)
は、それぞれのストラテジーカードの解決が結構ややこしいものが多いので、全て
きちんと読み上げて、皆で共通の理解が出来た事を確認してからプレイを行った。
オプションルールの主要な部分は説明を行って、細かい部分はサマリーを見てもら
う事にした。

だいたい、説明が終わったところで命運を握る種族決定である。さて、私が引いたの
は”イクスチャ王国”である。他人に外交ストラテジーが選ばれた場合主能力が使え
る能力と銀河評議会の議題が気に入らなければ、再度政治カードの引き直しをさせ
る能力と相手が戦闘ダイスを振る際に -1 修正(最初の戦闘ラウンドのみ)が入る。
まぁ、非常にパッシブな能力が多い。また、初期配備されている軍隊はそこそこ、技
術は攻撃系がない。

感想としては、種族の特権を何度か忘れてプレイしていたので、キチンと意識しない
とダメだなと思った。特に、外交ストラテジーに関しては、2,3回ぐらい有効に機能す
るシーンがあったのにスルーしてしまったので、手痛いミスがあった。(そのせいで
何度か消耗戦をするハメに/笑) また、今回は利用しなかったが種族専用技術(敵
の星系活性化を破棄できる/こちら側は攻めておいて、相手には攻めさせないが可
能)が強力に思えてきたので、開発は行った方が良さそう。

全体を見渡すと、攻撃的な種族が若干多い様に思われたので悪くない種族であるよ
うに思った。また、今回は新種族は”ウィニュー”のみ。取った本人は微妙だな。みた
いな事を言っていたが、新種族の中ではなかなかバランスが良いタイプで優等生型
の種族なので使い勝手は良い部類に入るのではないかと思う。

さて、種族が決定したところで、銀河(マップ)の作成に入る。これは、前回基本ルー
ルに則って銀河の作成をしたところエライ目にあったので、オプションルール”プリセ
ットマップ”(メーカー推奨マップ)を利用する事にした。ランダム性も保持されているし、
マップの構成もバランスが良く、TI3:SE 特有の星系もきちんと使われているので
非常に良いオプションに思えた。(結果的には好評であった)

マップの作成が完了し、各ホームワールドも配置完了。自分は隣接した肥沃な星系
は、TI3:SE で入った1星系内に3つの惑星(ハカンのホームワールドに近い)のある
タイプであった。ぱっと見は、良さそうな場所であったのでそこが良いと思っていたの
だが、プレイした感想ではいまいちな星系であった。なんせ産出されるリソースがしょ
ぼすぎるので、辛い事この上ない。

ちなみに、シークレット目的カードは”となりのどちらかのプレイヤーの最後のスペース
ドックの存在する惑星を占領する”であった。”イクスチャ”でこの目的は辛すぎる。

この後、オプションルール”序盤スキップ”を適用し、サクサク進める。このルールは、
非常に良いルールで序盤のもたつきがないので必ず適用するようにしたい。

私の隣は、”メンタク連合”と”イサリル部族”。メンタクを担当するプレイヤーが厄介(ど
のゲームでも強いプレイヤー)なので、とりあえず口頭で不可侵協定を結ぶ。これが、
なんといきなりの快諾! 周辺星系の分配までサクサク決まり、片側のエリアは安泰
となる。”イサリル”側は大して脅威でないと判断し、早々にマップの中心に配置され
た帝星である”メカトールレックス”周辺の肥沃な星系を目指す。さらに”メカトールレッ
クス” 周辺は、オプションルール”アーティファクト”が適用されているため、特定惑星
を支配するだけで、1勝利点が確定するのである。

そんな事を繰り返しながら進めていると、私がターゲットにしていた”アーティファクト”
惑星を”メンタク”が先に獲得してしまったではないか! ここは男らしく戦争で奪い取る
しかないと判断(さらに、目的カードに敵の惑星を奪い取る事で勝利点を得るがあっ
た)を行い、戦争2ストラテジーカードをこのゲーム中初めて獲得。不穏な空気が走る。

そんな事をしている間に、”メンタク”はサクサク進めてしまい。約束の星系分割は”メン
タク”側だけ完了(笑) さらに、新拠点としてスペースドックを配置し、さらなる盤石な体
制作りを目指しているようである。

一方、対向の”マインドネット”、”男爵”、”ウィニュー”はというと、”マインドネット”、”男爵”
はひたすら宇宙船を配備をしまくっており、眠れる獅子状態。”ウィニュー”は、なぜか
“メンタク”と開始時から揉めており、戦争は発生していないものの、交渉決裂がやたら
と続いていた。

一方、私の方は技術は黄色(生産)、緑色(陸軍、戦闘機)の開発をゆったりと進めて
いたこともあり、先の戦争2ストラテジーカードの特権ハイアラートトークンを配置。
さらに、次のターンアクションカードで”イサリル”側のPDSを1個破壊。と着々と準備を
進め、先の”アーティファクト”惑星に突撃をかけた。ハイアラートトークンも移動したの
で戦闘が有利に運び、惑星の制圧に成功!

このラウンドのステータスフェイズに、順調に進めた”イクスチャ”、”メンタク”がトップに
躍り出る。

さて、この後数ラウンド進めると、”メンタク”、”マインドネット”が戦闘太陽の開発を完
了させ、一気に銀河中の脅威となる。

私の方は鳴かず飛ばずで、戦闘力の高くない”イサリル”に目的を絞り、宇宙戦争の
準備を整えていた。そうこうしている内に、なぜか”イサリル”側も私を標的と見なし、
お互いに長期にわたる宇宙戦争(ゲーム終盤まで抗争が続く事となる)が勃発。そこ
で、配備していた”宇宙機雷”が敵の空母に炸裂(ダイス目が10)した! これはかなり
効果があり、中に収容されていた戦闘機やら陸軍やらがことごとく全滅。なかなか盛
り上がったシーンであった。

そんな事を繰り返していると、眠れる獅子”マインドネット”が中央に向けて、恐ろしい
数の艦隊を率いて突撃してくるではないか! 他の種族の PDS 射撃を喰らいまくりな
がら(しかし、それほどヒットはしなかった)中央の”メカトールレックス”へ突撃。オプシ
ョンルール”メカトールレックス警備隊”も速攻殲滅し、帝星の支配が完了した。曰く、
シークレット目的カードが関係あるだとか。なるほどである。

銀河がダイナミックに動く中、同盟を結んでいたと思われた、”男爵”と”ウィニュー”。
“ウィニュー”と”メンタク”が小競り合いをしていたせいもあってか、ここに来て”男爵”
側が突然の裏切り行為。”ウィニュー”の惑星を侵略!(笑

これには、誰しもオドロキを隠せなかった。そんな涙目の”ウィニュー”は銀河評議会
でオプションルール”議会声明”のポイントを皆のお情けにより終盤に来て獲得。(笑

そろそろ終盤となり、ゲーム終了に誰しもが向かっている中、舞台は急展開する事と
なる。”遙かなる第三種族による制裁 LAW(法)” そう。プレイ時間が長すぎ(約7.5
時間)たため、夕飯を作ってくれていた女性からクレームを受けたのである。さすがの
この攻撃には、我々偉大なる6種族も立ち向かう事は出来ず、そのラウンドの最終ま
で進めて銀河評議会を開き、多数決の結果”LAW(法): Game Over となる”が可
決された。(笑

さて、最終的には宇宙戦争でほぼ負け知らず、最後の最後でシークレット目的カード
も達成と、順調に進めた”メンタク”の勝利(私は3位でまぁまぁ善戦)となった。本人曰
く、マップ中心近くにスペースドックとPDSを配置出来たのが良かったとの事。たしか
に、スペースドックの配置は中心の方が良さそうである。

ちなみに、種族専用技術は誰も今回は開発は無しで終わった。

私の感想としては、”イクスチャ王国”の能力を上手くいかせていないシーンが何度か
あったので、それで損をしていた。また、技術の開発をかなり適当に開発してしまった
のでそこもまずかった様に思った。

“戦闘太陽”は相変わらずの強さなので、これを開発する方針で進めるかどうかでゲー
ムの展開はかなり変わったものになるであろう。また、TI3:SE では、戦闘機がかな
り弱体化しておりバランスが改善しているっぽい感じを受けた。(TI3 をそれほどやり
込んでいないので不明。)

ストラテジーカードの総入れ替えは、かなりバランスが改善されているように思えて良
かった。また、各ストラテジーカードの調整も良くされていて、意味がないと思えるよう
なテキストが無かったのも好印象であった。

長いプレイ時間に見合うだけのものを、TI3:SE は持っていると思うので、機会を作っ
て又プレイしたい。

以上。


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