とりあえず、前から気になっていた Phenom X4 9850 BE の性能を
計ってみた。
BE は Black Edition の略で、CPU の Ratio 値を直接変更できるとい
う強烈なもの。普通は FSB を上げるのだが…自分の経験だと、AMD
Duron の CPU に書かれた L1 をエンピツで繋ぐと倍率変更できる。
みたいなのがあった記憶。700 MHz => 900 MHz で使っていたのが
懐かしい。FSB を上げると CPU だけでなく、マザーボード自体、メ
モリ等に負担がかかるので、リスクが高い、Ratio 値を直接変更出来
る場合は、CPU のみの負担で済む…と思う。
さて、今回は以下のように変更してみた。
2500 MHz (FSB 200 MHz * 12.5) => 2800 MHz (FSB 200MHz
* 14.0)
調べたところ、VCORE は 1.2 – 1.3V あたりが適正値のようだ。
3DMark06 や CrystalMark09 あたりのベンチマークは全く問題な
し、負荷テストのため Oblivion をやってみたが、結構安定してる模
様。もう少し正確に調べるため、CPU 負荷ツールを探したところ、
Prime95 というものが簡単で良さそうなのでチョイスした。
super_pi はどうも負荷傾向を見ていると、いまいちなのよね。負荷
100% になったりならなかったり、シングルコア用っぽい。
で、Prime95 で負荷をかけていると、どうも計算に失敗する時がある
と言う事で、VCORE (CPU 電圧),VDIMM (メモリ電圧) を調整する事
にした。元々 VDIMM は定格 1.80v なのだが HA06 のデフォルト値
が 1.95v のため BIOS 設定で定格に変更していた。
色々試行錯誤した結果、最終的に以下で安定。しばき中は CPU 温度
が 65 – 68 度ぐらいになるものの、70 度までいかないので良しとし
た。
2500 MHz (200 MHz * 12.5) => 2800 MHz ( 200MHz * 14.0)
VDIMM 1.90v
VCORE 1.325v
C1E は無効
CnQ は有効
とりあえず、1 週間ぐらい様子見かな。