ウルビーノのヴィーナス展

国立西洋美術館の『ウルビーノのヴィーナス展』行ってきた。

とりあえず、結構混んでいた。05/18 が最終日だからか、
駆け込みで来た人が多かったのかな? まぁ、自分もそうな
のであるが。

内容は、思っていたよりかなり良かった。『ウルビーノの
ビーナス』以外にも、かなり沢山の作品をイタリアから持
ってきていたからである。様々な画家が描いたビーナス 美
の女神を観賞してから考えてみても、『ウルビーノのヴィ
ーナス』は、傑作と思える。挑発的で官能的な四肢、優雅
ですらある肉体美、気品溢れる表情。背景に現実の世界を
描いた為、より一層ヴィーナスが特徴的なイメージを喚起
する様に思えた。現代アートより、ルネッサンス時代の絵
画ってずっと分かりやすい。細かい時代背景など知らずと
も楽しめるのがよい。まぁ、気になればアレコレ調べれば、
より一層楽しめるのだろうけど。それと、今回は額縁がか
なり豪華で驚いた。他の作品も粒ぞろいで良かったのでは
ないだろうか。

それと、常設展の松方コレクションもまた見てきた。こち
らも展示に変化は無かったものの名画揃いで、満足度が高
い。ヨーロッパ各時代の絵画を見た感想としては、印象派
の画が一番好き と思った。人間が本来持っているイメージ
という物があるのか知らないが、原型となっている要素っ
て、今も昔もあまり変わらないんじゃないかなぁ ってのが、
最近のテーマかな。ユングの言う集合的無意識ってヤツで
すか。

まぁ、クラシックも印象派のドビュッシー、同時代のサテ
ィなんかが好きなので、その辺りの時代に対して偏重的な
愛があるのかもしれん。

解説サイト
サルヴァスタイル美術館 – ウルビーノのヴィーナス
集合的無意識 – Wikipedia


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