マルコポーロの旅路 [ルール明確化] その他 ラジオレビュー

気の赴くままにプレイしたボードゲームの感想を話しています。また、一部誤った内容がありますが、再編集が困難なためそのまま公開としました。いつも通りかなりグダグダですが、1時間以内に一応収まってます (^^;;

お題
00:00 – 30:40 『マルコポーロの旅路 追加タイルセット(Marco Polo: The New Characters)』
30:40 – 44:00 『サンタクルーズ(Santa Cruz)』
44:00 – 58:00 『ホームステッダーズ(Homesteaders)』

58分 (53MB)

その他参考情報
参考URL:
当サイト内 – フェニキア 感想文
当サイト内 – サンタクルーズ 感想文
当サイト内 – フィレンツェの匠
当サイト内 – マルコポーロの旅路 旅行得点2倍バリアントについて
ニコのボードゲーム日記 – 『マルコポーロの足あと』ミニ拡張
BGG – Designer Diary: Phoenicia
BGG – The Voyages of Marco Polo – English FAQ and Errata sheet

マルコポーロの旅路ルール補足
Q. 黒ダイスは1手番に1個追加アクションで購入可能となっているが、これは同一手番内で契約タイル等で追加の黒ダイスを得た場合、どうなるのか?
A. 一般的な解釈では、購入権のみが1回に限定されているので、契約タイルで獲得する黒ダイスは考慮しない。
BGG – Black Die Bonus on Contracts

Q. 最終得点計算時、最大枚数の契約タイルの達成の7点ボーナスが複数人発生した場合は、どうなるのか?
A. それぞれのプレイヤーが7点獲得する。
BGG – Marco Polo Final Scoring??

Q. 旅行アクションの際に支払うコインは、ダイス目に従うのか?
A. 移動した歩数に従う。そのため、そのラウンド初めて [3][3] のダイスを旅行アクションに置き、2歩移動した場合は7コイン支払えば良い。

検索キーワードについて
マルコポーロの “足跡” OR “足あと” OR “旅路”
上記のキーワードで検索すると良いかも。マルコポーロの足跡、マルコポーロの足あと、マルコポーロの旅路を全て網羅可能。

マルコポーロの旅路 エラッタについて
ハンス イム グリュック社(オリジナルの版元)から公開されている FAQ_and_Errata という pdf に以下の 3 点のエラッタの記載がある。アークライト社の日本語版では、2 のみが修正されている。
1. ルールブックの 2 ページ目の内容物について、2 点の表記違いが存在する。ラクダ駒小 21 個、コショウ駒大 3 個は誤りで、ラクダ駒小 20 個、コショウ駒大 4 個が正しい。
2. 得点トラックの「48」のスペースが空欄。
3. 大都である Bejing が「Beijing」と表記されている。正しくは、Bejing である。2016/02/29
どうも出荷のタイミングで製品に揺らぎがあるようで、2と3のエラッタのあるものと無いものが存在する模様。
アークライト社のエラッタページ

2016/05/31
アークライト社の日本語版にはおそらく誤訳と思われる部分が存在するので追記。
契約タイルのボーナスに関して
アークライト訳では契約タイル獲得エリアに5の目(のダイス)を配置した場合は・・・、6の目(のダイス)を配置した場合は・・・と書かれている。
正しくは、次の通りとなる。
5の目のエリアに置かれているタイルを獲得した場合は1コインか1ラクダを獲得し、6の目のエリアに置かれているタイルを獲得した場合は2コインか2ラクダを獲得する。
つまり、6の目のダイスを配置して、5の目のエリアのタイルと6の目のエリアのタイルを2枚獲得した場合は、例えば1コインと2ラクダを獲得する事ができる。

勝利点の0点未満のマイナス点が可能かどうかについて
リファレンスシート1ページ目の右下の項目について、大都市カードの効果によりアークライト訳では勝利点が減ることがあるという表記になっているが、不明確であると思う。ドイツ語を確認するとマイナスポイントになって良い(0点より低い-1点などを許容する)と訳すことが正しい事が分かった。ちなみに、Z-MAN Games の英文ルールではその内容が全く訳されておらず、なぜか消えている。
ついでに、もう1つ補足としてオンラインでプレイ可能な yucata.de ではマイナスポイントへ割り振ることはできない仕様となっている。
2016/09/07
更に追記。ドイツ語のハンス イム グリュック版ではマイナスポイントが許可されていて英語の Z-MAN Game 版では言及されいないが、作者(ダニエレ・タスキーニ)が言うには0点未満のマイナスポイントになる事はできないとのこと。ただし、正式なルールはハンス イム グリュック版なので版元によるルール改訂の告知を任せるみたいな回答をしていた事が分かった。つまり、作者の意図を汲み取るならこのゲームでは0点未満のマイナスポイントになることはできないと解釈するべき。
2020/08/19
yucata.de でアップデートが入り、マイナスポイントに割り振る事が出来るようになっている。
BGG – Negative points for city card?

2016/09/07
小都市D(!>?)ボーナスについて
20160907_02かなりやっかいな問題なので記載しておく。
ドイツ語版(ハンス イム グリュック版)では、日本語訳にすると以下のような記述になっている。
> 自分の商館が[置かれていない]小都市を選択してそのボーナス効果を得なければならない。
一方、英語版(Z-MAN Games 版)では、日本語訳にすると以下となっている。
> 選んだボーナスの小都市に自分の商館が置かれている必要は無い。

ドイツ語版では[置かれていない]と強調表示があるが、それは英語版も同じ事を指しており問題ではない。問題なのは[それを選ばなければなければならない(ドイツ語の muss)]なのか[それを選ぶ必要は無い。つまり任意(英語の do not need to)]なのかと言う事である。
結果的には 2016 年 5 月頃 英語版(Z-MAN Games 版)が正しい事が作者(ダニエレ・タスキーニ)より BGG のフォーラムに投稿された。
BGG – City bonus marker (!/?) Special notes

また、オンラインでプレイ可能な yucata.de では英語版(Z-MAN Games 版)のルールが採用されているため正しいルールの運用である事も分かった。(参考画像は、私のプレイログから取ってきたもの。大都市ボーナスアクション(コイン払って小都市を起動する)で2回資源を取っている。Cの小都市は資源x2、Dは?でワイルド)
20160907_01

補足として、大都市カードの効果で小都市の再起動は”異なる”都市を指定しなければならない。ただし、小都市D(!>?)は自分の所有していないとしても指定できるとルールに記述がある。つまり、大都市の効果で資源x2と !>? でもう一度資源x2は出来ないとは書かれていないからプレイ可能。つまり、1アクションで最大2回同じ効果を指定できる。

簡単にまとめると以下となる。
小都市D(!>?)の効果は、英語版(Z-MAN Games 版)は正しい。またアークライトの日本語訳は正しい。誤っているのは、ドイツ語版であるハンス イム グリュックとそれが元になっているメビウスゲームズ 日本語訳となる。
小都市D(!>?)の解釈は、次の通り。
> 選んだボーナスの小都市に自分の商館が置かれている必要は無い。(訳注: つまり、任意の小都市ボーナスを利用する事ができる。)

ちなみに、作者(ダニエレ・タスキーニ)はイタリア人でルールは英文で記述しているとのこと。そして、かなりのボードゲーム好きっぽい。


Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)