ブルゴーニュ 感想文

ブルゴーニュ』- Castles of Burgundy
2011 年発売。対応人数 2 – 4 人。都合 1.5 – 2.5 時間。

かなり要素の多い個人ボード開発系のゲーム。言語依存は無い。

メインは個人ボードの開発となっていて、タイルを配置する事で様々な効果を誘発して効率良くなるように進めていくゲームである。インタラクションはかなり間接的で険悪にならない程度となっている。

要素が多く言語依存がないのでそれぞれのタイルの効果を全て把握するまでがとても大変なゲームで、初回はサマリー必須だと思われる。共通のタイル以外に 1 個ずつしか存在しない特別なタイルもある。

また、個人ボードも複数用意されていて全員が共通のボードを利用することも出来るし、各人がそれぞれ異なるボードを利用する事も出来る。

ダイスも使うので運の要素もあるのだが、コントロールできる程度の運なので長時間ゲームとしては納得できる範囲に収まっている。

特定のアクションを使う事が良いプレイと言い切れないのがこのゲームの特徴と言えば特徴だろうか。ある種曖昧なゲームではあるのだが、ダイス運を上手くコントロールする事や上手くバッティングを避けて相手より先に行動することで得点が伸びるようになっている。それと、お約束ではあるのだが終了時のボーナス点を上手く利用する事が大切だ。

良いと思えた点は、ルールの量は多いのだが根幹のルールは分かりやすい所と、得点のシステムが分かりやすく、得られる得点が明確でゲームのハンドリングが行いやすい所だ。点数が 200 点を超えるゲームではあるのだが、極端な得点差がつきにくいと言うのも良くできている部分だ。このあたりは近年のゲームらしいデザインだ。要素はかなり多いのだが、ダイスに拘束されるためある程度考えやすいというのも優れている。手番数が決まっているため、最後の帳尻合わせもやりやすいというのも良い。言語依存がないため、相手の個人ボードの状況の把握が慣れれば楽という点もある。

気になる部分と言えば、自分の手番にならないと最終的にアクションの決定が困難なため、長考を誘発しやすいという部分だろうか。ダイスでぞろ目が出た時にほとんど救済処置がない部分も気にはなる。ゲームの仕組み上、同じ目が出てしまうとかなり辛いのであるがそれの対処がほとんど無いのである。(2 個のダイスを使い 25 投なので、ぞろ目が発生する確率はそれなりにある。) それと、用具が多いのでセットアップが煩雑という部分もある。

非公開情報が無いため、ゲームに慣れたプレイヤー向けのゲームだろう。時間がかなりかかる事を除けばとても良いゲームだ。タイルの登場する順番によってゲーム展開に起伏があり、個人ボードを変えることやダイス運にそれなりに左右されるので繰り返しプレイにも耐えるようになっている。

プレイ人数はやはり待ち時間の問題があるため BGG にもあるとおり 2 人が良いと思う。

手持ちの拡張について触れておくと、2nd Exp. と 4th Exp. を持っている。どちらもミニ拡張なので大きくゲームが変わると言うことはない。

2nd は新たな種類のタイルが 4 枚増える。過激な効果は無いのでバランスが壊れると言う事は無い。

4th は、新ボード & 新ルールで個人ボードの端に “修道院” が書かれており、直線で “修道院” 間をつなぐとボーナス点が入る。また、全ての “修道院” 間を繋ぐことで完成ボーナスが得られる仕組みになっている。4th 用のボードは、修道院を使わなければ通常の個人ボードとしても利用できる。

あまりピーキーな調整はなく、優等生的にそつなくまとまっている。それでいて、繰り返しプレイしても面白いのだから良くできている素晴らしいゲームだ。


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