サンタクルーズ 感想文

サンタクルーズ』- Santa Cruz
2012 年発売。対応人数 2 – 4 人。都合 1.0 時間。

ほぼ 3 人専用のハンドマネージメント系ボードゲーム。ややネットワークビルド的な側面もある。言語依存無し。

基本的には、目的カードを達成していく事で点数を積み上げるゲームである。あらかじめ決まった構成の数種類の中からアクションカードデッキを選んで(同じデッキは選べない)ゲームを開始する。目的カードとの兼ね合いで調整をかけていく。

アクションカードをプレイする事でタイルをめくりそこに書かれた素点を得ていく仕組みとなっている。目的カードに関しては終了後に公開するのではなく、アクションカードの代わりにプレイする事で達成を確認する仕組みになっている。目的カードに書かれた内容を確認し、各プレイヤーそれぞれに点数を得る権利がある。

そのため、出来るだけ早く自分だけが達成できるように目的カードをプレイしたい所だ。

目的カードの内容が分かれば、それに合わせて動く事で得点を得る事が出来る。ただし、アクションカードをプレイする事でタイルをめくっていく事になるのだが、そのタイルの内容は予測できないので運が絡む。

ここまでが前半戦である。

後半戦は、全ての目的カードとほとんどのタイルが公開された状態でゲームをもう一度プレイする事になる。

ゲームの仕組みはなかなか面白いのだが、展開の幅が少なく得点積み上げ方式のため一度失敗してしまうと逆転がかなり難しいゲームだ。そのため、後半戦が消化試合になってしまう危険性がある。また、人数によるバランス調整が無いためマップの広さを考えるとほぼ 3 人用のゲームとなってしまう。

目的カードの得点バランスは良くできていて収束性も良いので、まずまず良くできたゲームだとは思う。実力が拮抗しているプレイヤー同士でプレイするなら良い時間が過ごせるだろう。


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