2012年ボドゲ感想

年末に何回かプレイする機会あるけど、今年のプレイ済みのゲーム
まとめておく。今年は数はかなりこなしたと思う。ほぼ毎週出かけ
ていたので、買ったゲームの数はそれなりかなぁ。プレイしたり、
事前情報の結果、欲しいと思ったゲームはあまりなくて、結局過去
のゲームを振り返ってしまうことが多かったかな。今回は、比較的
新しいゲームを中心に書いたけれど…

それと、今年はヨーロッパ圏(ドイツ・フランス)のボードゲームシ
ョップに行けたのが大きかった。それほど数は買わなかったけど、
海外のゲーム事情が多少分かったのが良かった。意外とカタコト英
語でもなんとかなる。

基本的には、海外もあまり変わらなくて新作中心のようだ。よく考
えたらそらそうだ。製造元が絶版指定してしまったゲームなんてど
こでもなかなか手に入りづらいからなぁ。

長々書いてしまったが、国内のゲーム事情も少し変わってきたよう
に思うが、ユーザー数は微増という感じじゃないだろうか?

さて、今年新規プレイしたゲームの感想を書いておく。

1. トゥルネー – Tournay
発売時期は 2011 年末。対応人数 2-4 人。プレイ時間 60 分。

『トロワ』のデザイナー達が再結集して作ったカードゲームだ。巷
の評判は、賛否両論のようであるが私としてはこのゲームは非常に
完成度が高いと思えた。また、プレイ時間は、初回は 120 分は見て
おいた方が良い。独特のアイコンが分かりづらいため、カードのサ
マリーを見ながらのプレイとなり非常に初回はプレイアビリティが
低いためである。慣れたら上級ルールが良い。上級ルールの方がず
っと面白いので。

良いと思えた点は、特殊カード中心のゲームのわりにはゲームバラ
ンスが良好。打ち筋が広く特定の戦法が強いと感じなかった。カー
ド間のシナジーを発生させやすく展開が派手なのにもかかわらず、
ゲームが破綻しない。ボーナスカード(『RFTG』の 6Dev や『プエ
ルトリコ』の 10 金建物)に一捻りあり、単に自分のボーナス得点の
高いカードを選択すれば良いわけではない所。カードのプレイ(配置)
とアクティベート(効果の発生)が別になっていて、単にカードを並
べまくるだけではなく、効果の発生タイミングも吟味しなくてはな
らない所。初めから拡張カードが入っておりセットアップ時の組み
合わせがいくつか考えられ、似たような展開になりにくい。また、
基本カードでも全く同じ効果を持つカードが少ないので、バリエー
ションが豊富。

悪いと思えた点は、アイコンの視認性の悪さ。基本的に拡大再生産
なので、ある時点で負けが確定するプレイヤーが存在する。カード
の種類がかなり多いため、前提として把握しなければならない情報
が多い。序盤の見通しの悪さ。慣れないと何をすべきか分からない。
カードの引きにも左右されるため、序盤に狙って方針を立てること
が困難。ややカードバランス[汎用性が高すぎるカードがある]に難
あり(もちろん、沢山のその他のゲームから比べれば本当に許容範囲)

全般的には、繰り返しプレイが前提となっている模様。数回プレイ
すると、相当出来の良いゲームに思えた。『トロワ』の方がもちろ
ん完成度は高いと思うが、『トゥルネー』も十分品質の高いゲーム
であることは確かであると思う。少し捻りすぎな感もあるので、『
トロワ』同様癖のあるゲームであることは違いない。

2. 世界の七不思議(拡張#2 都市) – 7 Wonders(Expansion#2 Cities)
発売時期は 2012 年夏頃。対応人数 2-8 人。プレイ時間 40 分。

とりあえず、毎年拡張が発売されている事が嬉しい。拡張#2 の都市
は基本的にはゲームバランスの調整? に思えた。
まず、(得点的な)価値の薄かった金を流動的にしてある程度のハンド
リングを要求した事と両隣とのインタラクションを増やした(外交ト
ークンやマスク)事だろう。ゲームのシステムに大幅なテコ入れをし
たという様なアッパー調整ではなく、意味のない選択を減らした様に
思えた。

また、今回追加されたいくつかのルールは非常に良く機能していて、
新しい風を吹き込んだ様に思えた。追加のワンダーボードはやや難易
度が高い様に感じたので、上級者向けに思えた。ターン数を増やした
のも大きな変更だろう。拡張 #1 との相性も抜群で、きちんとゲーム
が破綻せずに成立するところは、本当にすごいデザイナーだと思う。

大体、拡張セットを出すと特定の戦法が強くなり、基本ルールで使用
されたカードやトークンを使わなくなりがちなのだが、『世界の七不
思議』は拡張を出しても基本ルールがきちんと機能している。それが
忘れがちであるが本当に素晴らしい事である。

良い点は沢山書いたので、悪い点を書いておく。まず、アイコンの数
が増えすぎて、慣れるまでサマリー必須。拡張を全て投入すると考慮
すべき要素が増えすぎるため、基本ルールにあるような美しさは全く
無い。要は、ゴテゴテしすぎ。一部のカードの効果が分かりにくく混
乱を招く部分がある。(拡張#1 と拡張 #2 で表記が統一されていない
等) 追加ルールの協力ゲームは、プレイ時間が長引くだけに思えた。

カードバランスについては、いまいちまだ良く分からない部分も多い
のだが、5 〜 6 回前後プレイした限りでは、全体的に良く調整され
ている様に思えた。

3. ブルゴーニュ – The Castles of Burgundy
発売時期は 2011 年。対応人数 2-4 人。プレイ時間 90 分。

まあ、似たようなゲームばかりになってしまっているが仕方ない。多
分 2 人でプレイするのが良いだろう。待ち時間がかなり長いゲームで
あるので。また、2人でもゲームシステムはきちんと機能しており、2
人用の特別なルールが無いことからもゲームとしての性能を引き出せ
ると思う。

良い点は、個人ボードやアイコン(抽象)化が上手くできていて、慣れ
ると非常に分かりやすいこと。得点のシステムがすっきりしており、
得られる得点が明確でゲームのハンドリングが行いやすい事。ダイス
を使うため揺らぎが発生するが、その揺らぎを押さえるためのシステ
ムが上手く機能しており 2 時間クラスのダイスゲームの中では出色
の完成度を誇る。無視できない程度のインタラクションがあり、ダイ
スの出目とも相まって、ほどよい調整がなされている。特殊効果中心
のゲームの割には、破綻しているような特殊効果が無いように思えた
事。先からの繰り返しになるが打ち筋が広い事(きちんと勝てるバラ
ンスになっている/無駄のないルール)。

悪い点は、ダウンタイムが長め。セットアップが非常に煩雑。ゲーム
中に行う手続きが多い(ゲームの運用が煩雑)。ゲームで使うタイルの
カラーが中間色が中心(画も印象派のようなぼやけた画になっている)
で慣れないと見分けにくい。特定の事象になってしまうが、ゾロ目が
出続けるとかなり辛い。(割と発生しやすい確率なので)

少人数向けの重量ゲームに思えた。alea らしくもう少しスマートで
洒落たゲームである方が良かったのだが、ゲームとしては非常に良
くできている。評判が良いのも頷ける。

4. 23
発売時期は 2011 年。対応人数 2-4 人。プレイ時間 25 分。

軽めのゲームも挙げておく。タイトルは適当だが、なかなか良くでき
たゲームだ。簡素なルールながら少し捻りが利いていて良い。カード
の内訳も良くできているし、手軽なゲームで繰り返しプレイに耐える。
これだけで私の中で評価が上がる。やや特定の戦法(通常通りカード
を出し切る)が強い様に思えたが、まぁ、ルールを読む限りそう言う
プレイを推奨しているように思えたので問題なし に思う。

手番中に行える事が、それぞれ良く機能していて良い。ギャンブルをす
るか手堅く行くかと言うような典型的なジレンマがある。また、2 ラウ
ンド制なので、先の計画も必要と本当に良くできている。

悪い点は、対応人数がやや狭いのが難。あと、ルールに一部不備(※)が
あるように思えた。

※ 2枚失点を受け取った場合、次のプレイヤーにカードをプレイする事
を強制するように書いているのだが、ボーナスチップを使ってもプレイ
出来ない状況が発生するため、身内では”パス以外のアクションを行う”
としている。ドイツの原文ルールを読んでもカードをプレイする旨が記
載されており、どうもおかしい

5. 頭脳絶好調ミニ – Ingenious: Travel Edition
発売時期は 2006 年。対応人数 2 人。プレイ時間 30 分。

単純なプレイ回数では、かなりプレイしたのではないだろうか。ルール
が分かりやすく、2 人用にタイルの調整がされているようでバランスも
良好。駆け引きも分かりやすい。2 人用のゲームなのに険悪にならない
ゲームシステム。持ち運びもしやすく手軽にプレイ出来る。運と戦略の
バランスも良くいわゆる古典的なドイツのボードゲーム。陣取りゲーム
としては、些末なルールが無いところが一番良い。

欠点は、得点のペグが小さすぎるため無くしてしまいかねないこと。

次点. 今年は2つ。
ウィウィルウォックユー – We will Wok you!
コールトゥグローリー – Call to Glory

両方とも手軽なゲームだ。CtG はリメイク作品。プレイ回数が少ないの
で次点としたが、両方ともかなりのポテンシャルを秘めていると現時点
では考えている。


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