ゆるゆるとボドゲ感想

相変わらず、毎回長文だ。

『十二季節の魔法使い』
珍しく新作をやり込んでいる。オンラインプレイ可能と言う恩恵が大き
いか。さて、このゲーム 2 – 4 人用でプレイ時間は 60 分。ただし、初
回プレイは 120 分前後を見ておいた方が良い。最近の流行りの要素大体
取り込みましたみたいな感じで割と話題性のあるゲームだと思う。

システム的には、ドラフト+デッキ構築、特殊ダイスを使ったアクション
の選択、プレイ中は『ドミニオン』よろしく特殊カードの応酬。また、
リソース管理的な要素もある。

全体的には、簡易的な『MTG』という感じだ。マナ、生贄、タップ、パー
マネント、ソーサリー(インスタント) とゲームをプレイしていると先の
ような MTG 用語を思い出してしまう様なゲームになっている。

とりあえず、特殊カードは 50 枚 * 2 で全部で 100 枚カード間の強弱
は、まだ厳密には分からないけど、結構あるような気がする。また、カ
ードの使い勝手が、序盤向け、終盤向けというように分かりやすい構成
が多いので、ドラフト後のデッキ構築(9 枚を 3 枚ずつ 3 セットに分け
る)が慣れてくると似たような感じになりやすい気がする。ただ、ドラフ
ト時に使用する枚数が人数 * 9 なので、ある程度ランダム性があるので
緩和される模様。

さて、肝心のゲームであるがこれは 2 人用じゃないと辛いと思う。とい
うのも相手のプレイや場に干渉や割り込みできるカードがほとんど無い為、
相手のプレイ中はほぼ見てるだけになりがちで、おまけに特殊カード中心
のゲームなので慣れないと待ち時間が非常に長い。

また、個人的に頂けないと思えたのが、ルールブックのカードの解説に但
し書きが多いこと。別に但し書きが悪いという訳ではないが、カード自体
にも注釈を入れるか、もしくは汎用的な用語を作成して混乱を避けるよう
なテキストにすべきだと思えた。

すくなくともアナログ版でプレイするなら、手慣れた TCG プレイヤーで
ないとカードの解決は初回は間違えるケースが多いと思う。

全体的にマイルドな効果のカードが多いので、他人を直接攻撃する様な要
素はほぼ 0 に近い。個人的は、魔力を操作する系のカードとプレイ済みの
カードを全員 1 枚手札に戻すカードがお気に入りだ。ギャンブル要素の高
いカードやピーキーな調整のカードは少なめなので、そう言う観点ではド
イツゲームの流れを組むゲームだろう。

ゲームのウェイトとしては、ドラフト 7 割、プレイ 3 割ぐらいに思えた。
それぐらいカード間のシナジーが重要だと思う。比較的強力なカードを単
発プレイし続けるのも悪くはないが、全体を通してのゲームメイクを考え
た方が得点が伸びやすい と思えた。特に終盤は派手に点数が飛び交う。

色々辛辣になってしまったが、2 人用として考えるならば比較的良く纏ま
ったゲームだと思う。特殊カード中心のゲームなので人を選ぶが、ゲーム
の勝敗は割と納得が行くのでバランスは良くできているのではないだろう
か。特定のカード使えば勝ち(『サンファン』のギルドホール的な)みたい
なアンバランスな感じは受けなかった。繰り返しプレイすると確実に上手
くなるので、意外と良くできたゲームな気がする。

『アグリコラ』
なんと初アグリコラである。今まで敬遠してきたが、プレイしてみると確
かに面白いと思えた。既に『ル・アーブル』を所有していたので、源流は
『アグリコラ』だなぁ と。こちらも結局は特殊カードの解決中心としたゲ
ームで、それにプラスしてワーカープレイスメントな要素も組み込んだゲ
ームだ。プレイ時間は、説明 30 – 40 分で、プレイは 150 分ぐらい。対
応人数は 1 – 5 人。

プレイ後の充実度はまずまずだが、食料供給を行わなければならないため、
兎に角終始辛い。フードサプライのシステムあまり好きじゃないんだよね、
ボクは。あとは、他人のプレイを相変わらず見てるだけな部分と、要素が
多いので長考しやすいゲームに思えた。箱庭ゲームの傑作と言われるので
まぁ、仕方ない部分もある。

カードの解決は、一部混乱を招く部分があり中盤で大きく躓いたため、初
回プレイでたしか 35 – 37 点ぐらいだったはず。カードの強弱がけっこう
ある様でバランス調整よりは展開の多様性を重視している感じに思えた。

あとは、テーマが牧歌的すぎる気がする。僕の好みは、中世や SF 的なの
だなと思えた。

研究が効くゲームだと思うし、やりごたえも十分、難易度もそこそこで基
本的なルールで分かりにくいという部分は無い、毎回特殊カードが異なる
のでゲーム展開も多様。確かに素晴らしいゲームだと思うが、連投プレイ
するかというとボクは他のゲームが良いかなぁ。

『ウォルナットグローブ開拓史』
こちらも個人ボードを使った箱庭ゲームであるが『アグリ』の方が断然良
い。短時間で色々な要素が味わえるというお子様ランチというか立食バイ
キングというか、まぁ、そんな感じのゲームだ。

プレイ時間は 60 分前後で、対応人数は 1-4 人。たしかに1人プレイ可能
な上に、人数によってのゲームの変動性が低いので汎用性は高いと思う。

ただ、配置するタイルや 1 ラウンドの流れを決定するタイルのめくり、ゲ
ーム終了時に 0 – 2 点になるコインの引き。これらの要素によりゲームが
ぶれすぎに思えた。また、ルールの表記に曖昧な部分が多く、BGG でルー
ルの調査が必要となる事もあるので、テストプレイが足りていない様に感
じた。

とりあえず、ざっくりしたゲームに思えるので私はこのゲームを勧められ
たら、『アグリコラ』を逆に提案するだろう。

『ブロッカーズ』
ルール説明 5 – 10 分、プレイ時間 30 分。対応人数 2 – 5 人。箱のサ
イズが、無駄にでかいことを除けばかなり良いゲームだ。システムはエリ
アマジョリティで囲碁に近いかも知れない。ただ、運の要素もそれなりに
あるので、気楽にプレイ出来る。素晴らしいのは、駆け引きやジレンマが
上手くまとめられて分かりやすいのが良い。納得が行かなければ、もう一
度プレイすればいい。それぐらい軽めで良く纏まっている。

『ベガス』
alea の中箱。ルール説明 15 分、プレイ時間 30 分。対応人数 2 – 5 人。
終盤になればなるほど根性ダイスになるので、苦手なゲームだ。あと、各
プレイヤーの手番中全ての情報が公開になるので、慣れたプレイヤーに色
々指図を受ける可能性がある。このあたりも良いと思えないし、最善手が
分かり易すぎな気がする。

『トゥルネー』
『トロワ』の作者や絵師が再結集して作ったカードゲーム。こちらも特殊
カード中心のゲーム。(やっぱりこの手のゲーム多いね!) プレイ 60 分、
対応人数 2 – 4 人であるが、初回は 2 時間ぐらいかかってしまうかも知
れない。

拡張有り/無し、初級/上級ルールこのあたりをいくつか試してみた。上級
ルールの方がゲームとしては断然良い。拡張カードを入れるかどうかはそ
の場で決める方が良さそう。基本カードでも十分楽しめる。

ゲームとしては、やっぱり箱庭ゲームで『RftG』のように特殊カードを自
分の場に沢山並べてカード間のシナジーを発生させて得点を稼ぐゲームだ。

また、カードのプレイとアクティベートが別になっており、アクティベー
トは、自分のコマをカードの上に配置する必要がある。そう、いわゆるワ
ーカープレイスメントだ。うーん、こう考えると似たようなゲームばかり
プレイしていると言うか、最近の流行りのゲームはこんな感じなんだろう。

さて、ゲームとしてはインタラクションはほどほどで他人の動向をよく観
察しないといけないあたりは好み。また、終盤にプレイするゲーム終了時
にボーナス得点が入るカードなどは一癖あり面白いと思えた。というのは
普通一般的なボーナス得点は自分だけに得点が入るのであるが、『トゥル
ネー』の場合は、ほとんどが自分以外の他のプレイヤーにも得点が入る。
そのため、相対差を気にしながらプレイする必要があるので、ボーナスカ
ードの選択にもそれなりに悩ましさがある所が良いと思えた。

カード間の全体的なバランスは良くできていると思える。特定のプレイン
グが強いと言うことはおそらく無い。また、『トロワ』もそうであるが序
盤の見通しは非常に悪く徐々に視界が開けていく感じは結構好みではある。

カードの枚数は基本 90 枚、拡張 18 枚なので、いくつか組み合わせがあ
るため、それなりに展開は変わるだろう。また、基本的にカードは大体 1
枚しかないカードが多いので、カードの種類という観点では多いといえる。
全てアイコンで書かれており、やや難解なアイコンが多いので慣れたプレ
イヤーがいるとゲームの運用がスムースだと思う。

2 人でもゲームの展開は全く問題無いし、4人でも多少ダウンタイムが長く
なるものの楽しめる。研究が効くし、展開も毎回変わる。プレイに癖があ
るが、ルールがややこしいと言う事は無い。最近プレイした中でも非常に
良いと思えたゲームの 1 つ。


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