頭脳絶好調ミニ

頭脳絶好調ミニ(Ingenious: Travel Edition)
Ingenious: Travel Edition

2006 年 Kosmos から発売。ライナー・クニツィア作。手軽な陣取りゲー
ム。プレイ人数 2 人。30 分前後でプレイ可能。言語依存なし。

ちなみに、私の所有しているのは Fantasy Flight Games 版の『Ingenious:
Travel Edition』で、化粧箱が違う以外は一緒のもの。画像は、FFG 版
を利用した。

オリジナルは『頭脳絶好調』という 1-4 人用のゲームを 2 人用に最適
化したもの (タイル数が減って、ボードサイズが 2 人用向けに作られて
いる) バランスは、2 人用なら『頭脳絶好調ミニ』の方が良いはず。

コンポーネントは、全体的にこぢんまりしていて、ちょっと扱いづらい
部分がある。特に得点ペグが小さすぎて無くしそうだ。タイルとボード
がきちんとかみ合うようになっていて、ずれないのは素晴らしい。電車
での移動中にプレイできるように考慮されているのだろう。また、ボー
ド自体に、タイルの受け口 (スタンド) が用意されていて、わざわざタ
イルを手に持って隠さないでも良いのもナイス。

さて、ゲームの流れは、以下のようになっている。
1. タイルの配置
2. 得点の獲得
3. タイルの補充

タイルはヘクスタイルが 2 枚組み合わさった形になっていて、ヘクス
の中に 6 種類の色が存在する。色ごとに形が決まっている様で視認性
も高い。基本的には、1 枚プレイして、得点を得て、1 枚引くみたいな
感じになっている。アブストラクトゲームだが、運も結構ある。

得点方法は少し独特なのであるが、分かりづらいと言う事はない。

また、ある色が 18 点に達した場合は、手番が連続して回ってくる。こ
れが結構強力なので狙っていってもよい。というのは、配置できるマス
数が決まっているので、自分の手番が多い方ということは相手の手番が
減るのである。(それを狙うばかりが良い訳でもないのだが…)

最終得点計算は、よくあるクニツィア方式でバランス良く得点を取らな
いといけない系で、自分の最も得点の低い色の得点が相手より高くない
といけないというもの。(言葉にすると分かりづらい/笑) 同率の場合は、
次に低い得点で勝負する。

良く引き合いに出されるのが、『チグリス & ユーフラテス』であるが、
2 人であるならばこのゲームの方がイイと思う。あとは、『チグリス &
ユーフラテス』は特殊判定や些末なルールが多い。そういったルールの
スマートさでは、こちらの方が優れているのでゲーム慣れしていない人
と遊ぶにも敷居が低い。時間も短時間で終わるし、終了時も鮮やかで良
い。なかなかに完成度の高いゲームだ。

オンランプレイ:http://www.ingeniousgame.com/play/


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