最終更新日時 2008/06/19 |
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ジャンル | ニューエイジ(民族的) |
出身国 | 台湾 |
Official Site | Difang Official Web Site |
1st Album | Circle Of Life |
1998年発売 | |
1.訪問歌/Visiting Song 2.階層歌/Lakedun 3.恋愛歌/Love Song 4.労働歌/Working Song 5.悲しみの歌/Widow 6.タニシの拾い歌/Pick Up Mud-Snail 7.契りの歌/Sworn Friends 8.友人歌/Lin San-Sy's Song 9.収穫歌/Fully Laden With Riches 10.老人飲酒歌/Elders Drinking Song 11.老人飲酒歌/Elders Drinking Song(original recording) |
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Difangの1st Album。 Difang(郭英男)は台湾のアミ族の長老兼馬蘭吟唱隊の隊員である。 まず、この歌声が世界的に知られるようになったのは、ENIGMAの"Return To Innocence"で彼らの歌が無断でサンプリングされたからである。"Return To Innocence"はアトランタオリンピックでメインテーマとして使われていた。それ故(ゆえ)、彼らの歌声が世界に知れ渡ることとなったのである。その後、版権問題で色々あったみたいですが…。ともかく、アミ族の歌を尊重するという意味でDifang 齢(よわい)76歳にして1st Albumを出すこととなる。それが『Circle Of Life』なのである。 まず、アミ族は"文字"がありません。つまり、歌詞がないのです。曲の題名も日々の生活を表す物が多く、文化=歌となっている様です。独特の透明感のある(少し濁っているのだが、無垢な感じがする不思議な)歌声で、とても老人とは思えないようなPowerfulな歌声である。また、コーラスも不可思議な響きを持っていて、太く幻想的なコーラスを生み出している。 プロデュースしたのはDeep Forest(1st Album)のプロデューサーなので、デジタルアレンジの方はは明るく爽やかなものが多い。ただ、少し安直なアレンジが多い様な気がしないでもない。また、エスニックなパーカッションも入っていて多国籍的な面も見せる。うーん、アミ族の歌を生かせているかは疑問が残るアレンジ。 #11はデジタルビート無しでアミ族の人達のみで歌っている。 Deep Forestが好きなら訴えるものがあるかも知れない爽やかで無垢な感じが出ている曲が多いアルバム。 |
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