最終更新日時 2008/06/19 |
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ジャンル | ニューエイジ(宗教的) |
出身国 | カナダ |
Official Site | Nettwerk Productions |
2nd Album | Morpheus |
1997年再販盤 | |
1.Gaza 2.Requiem 3.Morpheus 4.Faith 5.Coup de tat 6.Veracity 7.Temple of Fight 8.Somnolent 9.Allurance 10.Fragments of Fear 11.Symbolism(Bonus track) |
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Deleriumの2nd Album。 後に紹介する『Karma』、『Poem』が相当気に入ったので、昔のAlbumも買ってみた。 が、カナリいまいち。ジャンル的にはNewAgeかどうか微妙なところ。ドロドロ&グチャグチャ&ボスボスした音楽ばっかり…。音楽かどうかも微妙。音素のかたまりかも。 ジャケットも黒いですけど、中身のCDも黒い。六芒星(ヘキサグラム)のデザインDeath。中のジャケットも何も解説無し…。かなりの想像力が必要Deathね。ちなみにジャケットは再販盤なので変更されている様である。 えーと、イメージ的にはゲームのRPGのダンジョンの様な音楽でしょうか?たまに、後期Deleriumっぽい所もありますが、全体としてはアンダーグラウンドで難解な音楽っぽいDeath。「キャー」と言う叫び声とか「@$\*{・@$\*!!!!」と言う様な意味不明の言語を喋っていたりする。Bonus Trackはちょっと雰囲気が違う感じでモノリスっぽい不思議な感じがする。 あと、やっぱり元が古いCDなので音質が戴けない。テクノだけに音質の悪さ(チープさ)が如実に出ております。完全マニア向け作品。ホラー映画好きな人はどうぞ。 |
8th Album | Semantic Space |
1994年発売 | |
1.Flowers Become Screens 2.Metaphor 3.Resurrection 4.Incantation 5.Consensual Worlds 6.Metamorphosis 7.Flatlands 8.Sensorium 9.Gateway |
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多分1枚発表されたmini AlbumとBest盤2枚を除くと8枚目のAlbum。 このDelerium、ビル・リーブとリス・フルバーのユニットで、元々は"Front Line Assembly"というデステクノとかいうジャンルの音楽をやっていた人が、作ったものである。で、このAlbumから所属レーベル会社をNettwerkに変更した様である。どうも日本ではマイナーっぽいので、かなり大きいCD屋に行かないと購入出来ないかもしれません。 音楽的な中身もずいぶん変わっていて、ヒジョーに聴きやすく、ゆったりまったりした感じの音楽になっている。更に驚くのが、一曲が非常に長い曲が多く、Album全体では70分越えの超大作になっている。また、ヴァンゲリスやらENIGMAやらDeep Forestなどの音源をサンプリングしている。かといって、まんまという訳でもなく切り込んでくる感じ。 全体的にはアンビエントな雰囲気の中にキリスト教系の聖歌(っぽい)もので味付けした感じで、そんなに民族音楽色は強くはない。幻想的な音作りはなかなか良い感じで、女性ヴォーカルの人も力を入れず、ホワホワした感じの歌声である。 また、初期Albumに見られたダークな色合いは皆無で、流れる様なキーボードはかなり特徴的であろう。 #4は高音と低音の女性ヴォーカルの絡みがなかなか良い感じで、このAlbumの中で数少ない歌モノ。 |
9th Album | Karma |
1997年発売 | |
1.Enchanted 2.Duende 3.Twilight 4.Silence 5.Forgotten Worlds 6.Lamentation 7.Euphoria (Firefly) 8.Remembrance 9.Wisdom 10.Window to Your Soul 11.'Til the End of Time |
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Deleriumの9th Albumの『Karma』は、『Semantic Space』でやっていた事を更に押し進めた感じのAlbumである。 このAlbumも70分越えです。アンビエント+聖歌+民族楽器+ホワホワした女性ヴォーカルなのであるが、中でも、聖歌と民族の色合いが強くなり、かなり独特の世界観をもったものとなっている。一言で言うなら"幽玄"な感じであろうか。 また、少しダーク(暗いと言う意味での)な感じもあり、ENIGMAに似ていると言うのが分かりやすいだろうか?ENIGMAよりも繊細な感じで、歌も女性ヴォーカルを多用している。 僕の持っているのは通常版ですが、この『Karma』は色々な種類で発売されていて、蒐集家は大変そうである ^^;; 総じて、Deleriumで買うならまずこのCDと言えるでしょう。 |
10th Album | Poem |
2000年発売 | |
Disk1 1.Terra Firma 2. Innocente 3.Aria 4.Fallen Icons 5.Underwater 6.Myth 7.Nature's Kingdom 8.Daylight 9.Temptation 10.A Poem For Byzantium 11.Amongst The Ruins Disk2 1.Silence(Airscape remix) 2.Silence(DJ Tiesto remix) 3.Silence(Album version edit) |
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Deleriumの10th Album。 このAlbumも沢山のversionで発売されていて、今回購入したのは"Silence"が別CDで付いてくるモノ。別CDはあくまでおまけな感じで、remixも全然楽しめなかった ^^;; やっぱ原曲の幻想的なのが一番っすわ。 『Poem』に話を戻すと、どういう訳か、ビル・リーブ一人になっちゃったみたいですが、収録時間は相変わらず70分越えてます ^^;; で、アコースティックギターやバイオリンがかなり多用されていて、非常に物悲しい曲が多い。叙情的な曲が好きな僕としてはかなり良い感じのAlbumだと思った。効果音的には、スズムシの啼く様な音やカランカランと鐘の音がなったり、なかなか涼しげな音楽になっている。 また、女性ヴォーカルの比重さらにが増え、ある意味POPな感じに仕上がっている。特に#3はめちゃくちゃPOPSっぽい。相変わらずホワホワした感じのキーボード+女性ヴォーカルで、女性ヴォーカルはTrack事に色々変わっている。 また、#9では、リサ・ジェラルド(Dead Can Dance)の歌声がサンプリングされている。#8では、Deleriumとしては初の男性ヴォーカルが使われていて、なかなか良い(ホモっぽい)歌い回しである。 インストゥールメンタルな曲が減ってしまったので、評価の別れたAlbumである。 個人的には独自路線を外れてないと思うので、Deleriumとしての手札が増えた感じがして良いと思うんだけど、どうなんでしょう? |
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