最終更新日時 2008/06/19
ディープ フォレスト
ジャンル ニューエイジ(民族的)
出身国 フランス
Official Site sonymusic/deepforest
1st Album African Calling(邦題)
1992年発売  
1st
1.Deep Forest
2.Sweet Lullaby
3.Hunting
4.Night Bird
5.The First Twilight
6.Savana Dance
7.Desert Walk
8.White Whisper
9.The Second Twilight
10.Sweet Lullaby(Ambient mix)
ミッシェル・サンチェーズとエリック・モウケットのユニットDeep Forestの記念すべき1st Albumである。
音楽的にはアフリカの民族音楽を直にサンプリングして、ハウスビートに乗せる音楽という手法を取っており、意外性のある音楽である。民族音楽=泥臭いというイメージが先考しがちだが、このAlbumを聴いてもらえば分かると思うのだが非常に爽やかで心地の良い音楽となっている。
で、このAlbumわざわざユネスコ協会から音源をサンプリングしてきて作っているらしい。何故そう言った事をやっているかというと、民族音楽(古代の聖歌)を現代の手法で甦らせるという壮大な計画を行っているらしい。確かにそれを意識しながら聴いていると、効果音的に民族ヴォイスが入っている訳でもなく、しっかりと"歌わせている"という印象が強い。
また、ハウスビートもただ鳴っているという感じではなく、アンビエントに近い様な音作りである。けれども、1st Albumが最もハウスビート色が強いAlbumである。
このAlbumでは前半と後半に別れている感じで、前半がアフリカの密林、後半がサバンナ地帯という感じになっている様な気がする。
また、このAlbumなのだが、現在では廃盤になっていて、新しくremix曲と新曲1曲が入った『World Mix』というAlbumに変更されて発売されている。
ちなみに、Deep ForestのAlbumで毎回書かれている○に槍のようなものが書かれたロゴは、古代中国の象形文字である。真ん中に書かれているものが木で、円は周りに広がっていく事を意味する事から"森"を意味するものだという。
6/10
1st Album(reissue) World Mix
1994年発売  
1st
1.Deep Forest
2.Sweet Lullaby
3.Hunting
4.Night Bird
5.The First Twilight
6.Savana Dance
7.Desert Walk
8.White Whisper
9.The Second Twilight
10.Sweet Lullaby(Ambient mix)
11.Sweet Lullaby (Round The World mix)
12.Sweet Lullaby (Apollo mix)
13.Deep Forest (Sunrise At Alcatraz)
14.Forest Hymn (Apollo mix)
15.Forest Hymn
Deep Forestの1st Albumのreissue盤である。
中古屋で安かったのでSalvage(邦訳;救出)。やっぱり売れたんでしょうね。リアルタイムで体験していないので、詳しい事は分かりませんが ^^;;。
内容は、新曲一曲にremix曲を4曲加えたもの。ジャケットも新たに装い尚している。
remix曲は原曲に様々なテクノ的なアレンジを加えたもので、中にはちょっと頭を捻ってしまうものもあり。新曲は、Live Albumでも演奏している曲で、DeepForestらしい民族的な歌声の中にゆったりしたシンセサイザーの光る曲。
6/10


2nd Album Boheme
1995年発売  
2nd
1.Anasthasia
2.Bohemian Ballet
3.Marta's Song
4.Gathering
5.Lament
6.Bulgarian Melody
7.Seep Folk Song
8.Freedom Cry
9.Twosome
10.Cafe Europa
11.Katharina
12.Boheme
2nd Albumの『Boheme』は、前作とはうって変わって東欧ボヘミアンの世界。
また、前作で見られたハウスビート色がかなり控えめになっており、民族ヴォイスがかなり多数を占める様になっている。また、ヴァイオリンやアコーディオンなどのサウンドも取り込んでおり、なかなか多彩な面も見せる様になったと思う。
40分弱とAlbumにしては短い時間ながら、各曲"王者の風格"が漂うものばかりである。
僕的には捨て曲が一切無いと言い切れる名盤中の名盤だ。
全体的には哀愁系の音楽が多くもの悲しい物が多い。("Lament"なんて曲もあるし、日本語に訳すと"悲歌")
この『Boheme』は日本ではホンダ シビックのCMで使われていた#8"Freedom Cry"も入っているので、「あ!聴いた事ある」と言う人は多いかも。とりあえず、かなりお薦めです。
10/10
3rd Album Comparsa
1998年発売  
3rd
1.Noonday Sun
2.Green And Blue
3.Madazulu
4.1716
5.Deep Wheather
6.Comparsa
7.Earthquake(transition 1)
8.Tres Marias
9.Radio Belize
10.Ekue Ekue
11.La Lune se bat avec les etoiles(transition 2)
12.Forest Power
13.Media Luna
14.Alexi
15.Freedom Cry
#14、#15はJapanese Bonus Track
3rd Album『Comparsa』はまた手法を変えてきた。 今回は、中南米とアフリカの陽気なサウンドである。
DEEP FORESTのMemberもアコーディオンなどを弾いていて、面白味のあるサウンドに仕上がっている。また、>WESというアフリカのアーティストも参加している。このWESは別のAlbumもDeepForestのMemberの一人ミッシェルと出している。
このAlbumは"太陽"を意識して作ったらしい。確かにオープニングトラックからして非常に清々しく、そして明るさに満ちあふれた曲である。前半は中南米、後半はアフリカ的なサウンドであろうか?エスニックな味わいがかなり増している。後半のトラックはやや呪術的な面も見せ、単に"ハウスミュージックに民族音楽絡ませました的"手法はかなり減退してきた様に思える。
かといって、聴きにくい音楽というわけでもないのが、Artistの懐の深さを感じ取れる。また、CDのステレオ録音というものを上手く活かしており、左右のチャンネル振り分けがなかなかによい感じである。
#14はBonusTrackなのでAlbumから見ると浮いている感じがあるが、ビート感のある激しい曲(スペインっぽい??)で良い曲である。#15は2nd Albumから。
8/10
Live Album Made In Japan
1999年発売  
live album
1.Ekue Ekue
2.Green and Blue
3.Deep Weather
4.Tres Marias
5.Bohemian Ballet
6.Deep Folk Song
7.Freedom Cry
8.Cafe Europa
9.Forest Power
10.Hunting
11.Forest Hymn
12.Sweet Lullaby
13.White Whisper
14.Madazulu
#4、#13はJapanese Bonus Track
なんと彼らのライブアルバムである。Deep Forestのサウンドはスタジオアルバムでのみ再現可能な物だと思っていたら、実はライブ活動も積極的な様である。で、何故日本のライブをアルバムにしたかというと「Powerを感じたから」だそうである ^^;;
良く分からないですけど、とりあえず1st〜3rdまでバランス良く演奏しているのでBest盤に近い様な作りである。実際の所、再現度はどうなのかというと専用のヴォーカリストを3人ほど使って上手い具合に表現している。特に男性ヴォーカルのジーノが良い声をしている。ライブならではのアレンジもされていて、これがなかなかに良い感じである。
また、録音状態もかなり良く、音質的にも十分満足のいくライブ音源である。シンセサイザーの音色も安っぽい音ではないので、結構良い感じなんじゃないでしょうか?と言う訳で、アレンジの施されたベストアルバムという位置づけでも良いかも知れない。
1stの曲が原曲と比べると結構辛い物があるのだが、他が有り余るほど素晴らしいのでDeep Forest入門用にどうぞ。
8/10
Sound Track Pacifique
2000年発売  
sound track
1.Pacifique
2.La legende part 2
3.Night Village
4.Le reveil de Barnabe part 1
5.La revolte
6.Le baiser
7.Ouverture Huahine
8.L'ile Invisible
9.Execution
10.Le reveil de Barnabe part 2
11.Moon Light
12.Tefaora ne croit pas a la legende
13.La veuve furieuse
14.Huahine reggae
(CD Extraなので、パソコンで映像が見れます)
映画『Pacifique』用にDeep Forestが作成した曲をサウンドトラックとして発売した物。映画の方はフランスでしか上映されていないので、観る事は出来なかった。
サウンドトラックと言う事で、かなり控え目な音楽になっているが、彼らならではの味わいに満ちあふれた音楽になっている。
また、CDExtraなので、パソコンで映像を観る事が出来る(要、Quicktime)
民族音楽は、ポリネシアンを使用してるみたいである。聴いた後の第一の感想は、「思っていたよりもやりたい放題やってるな〜」とか思った。サウンドトラックなので、民族の歌声の登場回数は少な目であるが、ちゃんと登場する。#1,#7,#11なんかはかなり激しく歌っちゃってます ^^;;
と言う訳で、民族っぽさはちゃんと出ている。主にパーカッションで民族っぽさを出している様な感じで、夜をイメージする様な曲が多いかも知れない。ピアノも大胆に使ってある曲もあるので、結構良くないッスか?やっぱメロディが秀逸ですな。結構色々やってるので音楽的表情は多彩かも。その代わり、静かな曲が多いです。
要するに、Mood音楽なのか?いやいやそんな事は無いビート感もあるし、これは一点の曇りもないDeepForest節です!!!
5/10
4th Album Music Detected
2002年発売  
1.India
2.Endangered Species
3.Soul Elevator
4.Computer Machine
5.Yuki Song
6.Beauty In Your Eyes
7.Elemental
8.Far East
9.Deep Blue Sea
10.Will You Be Ready
11.In The Evening
12.Dignity
13.Endangered Species (Galleon Remix Radio Edit)
14.Tokyo Street
#14はJapanese Bonus Track
Deep Forestの4th Album。またも作風が変わっている。今回は、アジアがテーマらしい。
まず、一聴して驚くのが、今まではどちらかというとテクノ寄りの手法を取ってきた彼らだが、今回はPops/Rock/Jazzなどの音楽的色合いが強いと言う事。それに伴い、民族色は薄まり、さらに耳に馴染みやすくなった。DeepForestである事を忘れてしまうような曲も登場する。これは、必ずしも良い事ではなく、その分耳に残るメロディが減ったような気がする。何にせよファンにとっては賛否両論のようである。
ゲストは様々な人を使っていて、アングン、元ちとせ、葉加瀬太郎などなど。笙や篳篥なども使っているので若干アジアンテイストな曲もあり。
この路線変更は、ファンとしては手放しで喜べない内容。音楽の質は決して低い訳ではないのですが…。
5/10
Sound Track Strange Days
1995年発売  
sound track
1.Selling Jesus
2.The Real Thing
3.Overcome
4.Coral Lounge(DEEP FOREST)
5.No White Clouds
6.Hardly Wait
7.hereWEcome
8.Feed
9.Strange Days
10.Walk In Freedom
11.Dance Me To The End of Love
12.Fall in the Light
13.While the Earth Sleeps
(Peter Gabriel&DEEP FOREST)
映画『Strange Days』のサウンドトラック。
1999年の大晦日が「20世紀の終わり」だと思っている映画だったと思う。末期思想ですな。2000年が終わりでしょ?突っ込みはさておき、全体的には近未来っぽい話だったような…
まぁ、これもDeep Forestだから買った訳でして、他のアーティストの曲は良く分からないです ^^;;むしろ、なんかいまいちな様な気が… ^^;;
で、Deep Forestの曲は2曲だけ入っている。両方ともかなりビート感があり、ハウスミュージック寄りな曲である。
中でも#13はかなり素晴らしい。題名も象徴的で良いです。一緒にセッションしているピーター・ガブリエルなんですけど、この人も80年代にロックと民族音楽を組み合わせようとしていた人らしいです。あまり詳しい事は分からないですけど ^^;;
結論的には、ファンなら買いか?#13は超絶絶叫興奮出来ると思う(言い過ぎか?でも、僕は何回リピートしたか分からないです)
6/10

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