最終更新日時 2008/06/19 |
Top>CD Review>World Music |
ジャンル | ニューエイジ(民族的) |
出身国 | ドイツ |
Official Site | [ www.cusco-online.com ] |
7th Album | Apurimac |
1988年発売 | |
1.Apurimac 2.Flute Battle 3.Tupac Amaru 4.Flying Condor 5.Inca Dance 6.Pastorale 7.Amazonas 8.Inca Bridges 9.Andes 10.Atahualpa-The Last Inca 11.Fighting Inca 12.Apurimac II |
|
CUSCOの7th Album。 クリスチャン・シュルツとマイケル・ホルムが1979年に結成したドイツのグループ。CUSCO(クスコ)とは、ペルーのにあるインカ帝国の首都の事。Apurimac(インカ伝説)シリーズはインカ文明を始めアメリカ大陸の伝統音楽に則(のっと)っている。 『Apurimac』は、たぶんCUSCOの7th Album。とても歴史のあるArtistで、レーベル会社も点々としていて良く分からないが ^^;;、『Apurimac Series』はHigher Octave Music(ADIEMUSなどを扱う会社)が扱っている。この『Apurimac』は収録時間が滅茶苦茶短い。39:34である。このシリーズは、『ApurimacII』、『Apurimac III』と合計3枚出している 音楽的にはドラム、ギター、ベース、キーボードを使って演奏している。中でも、キーボードの比重が相当強い。歌声などは一切無しで、全曲インストゥールメンタルである。また、ギターも弾きまくると言うわけではなく、泣きのプレイが多く、全体的には物静かな曲が多い。特にエスニックな楽器は使っていないのにも関わらず、民族を感じさせる要素(メロディ?)が数多く含まれていている。 インカ帝国というものを実際に体験したわけではないのだが、全編を通して哀愁まみれで、廃れゆく文明とか知られざる伝説とかそういった雰囲気が漂っていて、僕好みの曲が多い。また、古い事もあってかキーボードも音色が電子音っぽい(言い換えるとチープ)ので、万人向けではないかもしれないが、SACRED SPIRITなどの哀愁漂う曲が好きならば訴える事間違いないアルバムである。 #12はこの中では特徴的な曲で、エレキギターが全面に出た曲。最後の締めとして良い。 全体的には派手な装飾の曲は無い。しかし、世界観がしっかりしていて、十分楽しめる曲ばかりで満足。 |
Top>CD Review>World Music |