最終更新日時 2008/06/19
アフロ ケルト サウンド システム
ジャンル テクノ(民族的)
出身国 多国籍
Official Site AfroCelts Official WebPage
1st Album Vol.1-Sound Magic
1996年発売
1st
1.Part A: Saor/Free
  Part B: News From Nowhere
2.Whirl-y-Reel 1(Beard And Sandals Mix)
3.Inion/Daughter
4.Part A:Sure-As-Not
  Part B: Sure-As-Not(Jungle Segue)
5.Nil Cead Againn Dul Abhaile/We Cannot Go Home
6.Dark Moon, High Tide
7.Whirl-y-Reel 2(Folk Police Mix)
8.House Of The Ancestors
9.Part A: Eistigh Liomsa Seadlad/Listen To Me
  Part B: Saor Reprise
Afro Celt Sound Systemの1st Album。また、WOMAD(World Of Music, Arts & Dance)から発売されている。
音楽性は、プロジェクトの名前の通りアフリカのパーカッションなどの打楽器+ケルトのイーリアンパイプやハープなどの民族楽器+シンセサイザーを使用したデジタルサウンドとなっている。
このプロジェクトの中心人物であるサイモン・エマーソン(WORKING WEEK)は、アシッド・ジャズやUKジャズ・ファンクなどで主に活動している人物らしい。メンバーは9人と非常に多く、生で演奏している様で、Deep Forestなどの現地の音楽をサンプリング型のワールドミュージックとは多少色合いが異なる。
1st Albumはかなりエスニックな度合いが強く、非常にまったりしている。民族的な歌声もかなり聞こえてくるので、ドロドロした土着的な色合いが強い。 全体的な曲調は、アイディア先行で作った様な感じで、どうもまとまりが無く感じてしまった。ワールドミュージックの混沌とした中にデジタルサウンドによる煌めく様なメロディが無く(この手の音楽で超重要項目!!!)、淡々と演奏しているといった感じが強い。
全体的には、マニア向けっぽいデス。ワールドミュージック+テクノに飢えまくっている人なら満たされる物があるかも。それ以外の人は…微妙です…。
4/10
3rd Album Vol.3-Further In Time
2001年発売
3rd
1.North
2.North(Part 2)
3.When You're Falling
4.Colossus
5.Lagan
6.Shadow Man
7.Life Begin Again
8.Further In Time
9.Go On Through
10.Persistence Of Memory
11.Silken Whip
12.Onwards
(CD Extraなので、パソコンで映像が見れます)
Afro Celt Sound Systemの3rd Album。
ジャケットがテクノっぽい感じになっている。音の方もテクノ的な色合いを強く感じさせるビート感の強い物や速い曲が多くなっていて、泥臭さはあまり感じられなくなっている。
実際の中身の方は、アフリカとケルトの考えられる範囲ほとんどの楽器を使っている。タブラ、マンドリン、フィドルや"コーラ"と聞き慣れない楽器までも登場する。また、楽器の数を増やす事によって更に収拾がつかなくなりそうなケイオス(混沌)とした曲ばかりがつまっていると思ったら、大違い。
デジタルサウンドも良い意味で大胆な使い方になっていて、曲に整合性を与える事に成功している。民族楽器も、各メンバーが押しと引きを明確に出す事によって民族的なメロディとデジタルサウンドの切り分けと融合がなかなか良い感じに仕上がっていて、一皮むけた感じがある。また、ピーター・ガブリエルもゲストヴォーカルで参加していたり(#3)、Quicktimeを使用してPCで鑑賞出来るデータが入っていたりする。
全体的には、整合感を感じる曲がほとんどで、Deep Forestなどとは少し見方の異なった民族性を出せている様に思う。デジタルサウンドという無機質で冷徹な感じのするサウンドの中に、独特の哀愁を感じさせるメロディが飛び交ったりするので、個性も出てきたんじゃないでしょうか?
6/10

このページのトップへ戻る
since 2000/2/26 All contents written by Spooky.