最終更新日時 2008/06/19
ヴァイパー
ジャンル シンフォニック・メタル
出身国 ブラジル
Official Site 発見出来ず
2nd Album Theater Of Fate
1991年発売  
2nd
1.Illusions
2.At Least A Chance
3.To Live Again
4.A Cry From The Edge
5.Living For The Night
6.Prelude To Oblivion
7.Theatre Of Fate
8.Moonlight
VIPERの2nd Album。
収録時間は34:43で8曲。地元ブラジルでは1989年に発売されたらしい。また、古い事もあってか、録音状態も最良とは言えず、残念。
音楽的には、クラシックの要素+Halloween直系のジャーマンメタルというもの。アンドレ・マトス(Vo)がクラシックの要素を持ち込んだ事により、この当時の他のHeavyMetal Bandでは類を見ないアルバムであった様だ。楽曲的にはとても荒削りで、歌詞も青年らしい若々しいものでちょっといまいちで、しかも収録時間が短い。
サウンド的な仕掛けは特に無く、ただメロディだけが流れていく、直球勝負である。当然、捨て曲など無い。ティーンエイジャーながらも、他の人達とは見ている視点があまりにも違いすぎて、本当に素晴らしいアルバムである。疾走するドラム、エモーショナルなツインギター、アンドレのハイトーンヴォイス、そして、それらを劇的なサウンドに仕上げるヴァイオリン、ビオラ、チェロ、ピアノなどのクラシックの要素。これら全てがお互いを消し合うことなく、融合する事により、類い希なるアルバムに仕上がっている。
ちなみに、この『Theater Of Fate』を発表後、アンドレ・マトス(Vo)は脱退。後に、ANGRAを結成する事となる。
#8はベートーベンの『月光』を元に作られた曲で、高級感漂うストリングス、ゆっくりと流れるピアノの旋律、良く通るアンドレのヴォーカルが組み合わさった曲で、終盤の盛り上がりはほとんどクラシックその物!!!。
全体的には、クラシカルなフレーズが満載で、しかも、HeavyMetal特有の五月蠅(うるさ)さも無く、メロディを演奏する事のみに重点が置かれている様なアルバム。
10/10

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