最終更新日時 2008/06/19
キャメロット
ジャンル シンフォニック・メタル
出身国 アメリカ
Official Site Kamelot.com
4th Album The Fourth Legacy
2000年発売  
4th
1.New Allegiance
2.The Fourth Legacy
3.Silent Goddess
4.Desert Reign
5.Nights Of Arabia
6.The Shadow Of Uther
7.A Sailorman's Hymn
8.Alexandria
9.The Inquisitor
10.Glory
11.Until Kingdom Come
12.Lunar Sanctum
13.Can You Remember
#13はJapanese Bonus Track
Kamelotの4th Album。
アメリカ出身ながらも、ヨーロピアンなHeavyMetalを演奏する変わったBandである。しかも、ヴォーカルのロイ・S・カーン(Vo,元Conception)はフィンランドに住んでいる。
内容はジャケットや題名からも分かる様に、かなりクサ目の曲を演奏をする。中東の民族音楽的な要素も取り込みつつ、中世のファンタジックな音楽といった感じだろうか?クラシカルなフレーズも使いまくるという訳ではなく、ピンポイントで割り込んできて効果的に聴かせる事に成功していると思う。
プロデューサーはANGRAやRhapsodyを手がけた事で知られるサシャ・ピート(HEAVEN'S GATE)で、他のメンバーも全面協力しているみたいである。全体的には、かなりドラマティックなサウンドに仕上がっている。ヴォーカルは、艶っぽい歌い方で、ちょっとホモっぽいかも知れないが、演技力は相当凄い。
4th Albumは後半がミドルテンポの曲が多いため、すこし辛い部分があるのだが、それを補えるだけの物を彼らは持ち合わせている。特に、#7、#10、#13などのバラードでは世界観に浸りきった演奏&歌詞&歌いまわしで、素晴らしい。
最後に言える事は、とにかくヴォーカルが巧いと思う。
ちなみに、Kamelotとは、アーサ王の伝説のCamelot城から取ってきたものらしい。やっぱり、彼らの基本は中世ものなのね ^^;;。
7/10
Live Album The Expedition
2000年発売  
live album
Live Tracks
1.Until Kingdom Come
2.Expedition
3.The Shadow of Uther
4.Millennium
5.A Sailorman's Hymn
6.The Fourth Legacy
7.Call of the Sea
8.Desert Reign/Nights of Arabia
Rare Tracks
9.We Three Kings
10.One Day
11.We Are Not Separate
KamelotのLive Album。
New Allegiance 2000 ツアーの模様を収めたAlbum。さらに、3曲スタジオで録音した新曲を加えての発売となっている。
気になる音の再現度の方はというと、ほぼ完璧に再現されている。スタジオ録音のあれだけ複雑でシンフォニックな要素を再現するとは、素晴らしいです。また、アレンジのかかっている部分もあったりして良い。ロイ・カーン(Vo)の安定した歌いっぷり(あの妖艶な雰囲気もバッチシだ!!!)といい、ケイシー・グリロの安定したドラミングといい溜まりませぬ。また、ゲスト参加のガンター・ウェルノ(Key)も実に良い仕事をしており、中世っぽい感じが凄く良くでている。選曲に関しては4th Albumのものが多い。
また、音質に関しては全く問題ありません。良い音です。レアトラックの方は#10が日本語版3rd Albumボーナストラックで、それ以外は完全な新曲。
スタジオの音をココまで再現するとは、本当に素晴らしいバンドであると思う。かなりの良盤。
7/10
5th Album Karma
2001年発売  
5th
1.Regalis Apertura
2.Forever
3.Wings Of Despair
4.The Spell
5.Don't You Cry
6.Karma
7.The Light I Shine On You
8.Temples Of Gold
9.Across The Highlands

Elizabeth
10.I…Mirror Mirror
11.II…Requiem For The Innocent
12.III…Fall From Grace
Kamelotの5th Album。
この5th Albumなんですが、輸入盤を買ってしまったので、日本盤のBonusTrackは無しである。しかも#12の後、空白の5分がある。(隠しTrackがある訳でもない)収録時間が55:55なので、何かこだわりがあって55:55にしたかったんでしょうか?謎である。
で、中身なんですけど、かなり良いです。4thよりもHeavyMetalな感じに仕上がっていて、音圧がミッチリつまっている感じになっていると思う。また、ピアノやヴァイオリンの入り込み方が、ただ者ではないセンスを感じさせる様になっている。捨て曲らしい捨て曲もなく、Kamelot独特の中世ファンタジー風な曲で民族音楽で味付けしたという様な感じのAlbumに仕上がっている。
中盤のTitleTrackの"Karma"、終盤の組曲(3曲編成)Elizabethと抜かりない作り。
何より凄いのが、Vocalのロイ・カーンの歌の巧さとDrummerのケイシー・グリロの安定したPlay。(民族音楽的なDrumもGood)歌詞も中世ヨーロッパ風のクッサイ歌詞でこれもまた涙を誘う。^^;;
また、独特のフレーズを持つ#4も聞き込むとかなりよい曲で、やっぱ演技力あるヴォーカルは聴いていて気持ちがよいです。
一言で言うならウィザードリィ(Game)の雰囲気。好きな人はかなりヤバイAlbumでしょう。
10/10
6th Album Epica
2003年発売  
6th
1.Prologue
2.Center Of The Universe
3.Farewell
4.Interlude I (Opiate Soul)
5.The Edge Of Paradise
6.Wander
7.Interlude II (Omen)
8.Descent Of The Archangel
9.Interlude III ( At The Banquet)
10.A Feast For The Vain
11.On The Coldest Winter Night
12.Lost & Damned
13.Helena's Theme
14.Interlude IV (Dawn)
15.The Mourning After (Carry On)
16.III Ways To Epica
17.Like The Shadows
#17はJapanese Bonus Track
Kamelotの6th Album。
イヤ〜、素晴らしい。またも、Kamelotやってくれました。映画を見終えたかの様な、いや、それ以上の充実感をこの『Epica』は与えてくれました。
ファウストをテーマにした壮大なストーリー、息をもつかせぬ展開の数々、世界各地の音が聞こえてくる包容力のあるメロディ、そして、全体を統一するクラシカルで優雅なアレンジ と凝りに凝ったサウンドに仕上がっている。説得力のあるヴォーカルに、Heavy Metal然とした骨太な骨格も上手く纏(まと)まっており、バンドとしての統一感も素晴らしいです。
正直、これほどまで凄いAlbumに仕上がっているとは思えなかった。精錬されたHeavyMetalとは、まさにこの事。聞き終える頃には、感動の洪水。家宝にします。
10/10

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